12月25日
駅で響く足音は水に濡れたもの。
髪から手は離さず、目を外に向けた。
降っているのは雨でなく雪だ。
他にも見上げてる人が居る。
あ、とマフラーの下で口がモゴモゴした。
__これ、ホワイトクリスマス。
後ろで走る音。
振り向いて少し怒った顔を浮かべた。
でも怒ってはいない。
私はベレー帽を被り直した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます