第2話 「ゆづ救出大作戦いちっ!」

- 第二話 -

side華氷


「はぁ⋯⋯。」

私は今日で何回目かも分からないため息をつく。それと同時に青くなった木々が葉をいっぱいに広げて太陽の光を精一杯受けようとしている姿を見ていた。



「会長⋯⋯どうしたんですか? 今日は元気がないみたいですけど⋯⋯。」

「え、えぇ⋯⋯。ちょっとね。河本さん、その紅茶をれてくれるかしら。あと、少し相談に乗って欲しいわ。」

「はい! 会長が相談なんて、余程大変なんですね」

「まあね。かなり困ってるわ。」





私は河本さんに話すため、頭をフル回転して話す順番を考えていた。




「会長! お茶入りましたよ。それで、相談って言うのは?」

「え、えぇ。そうね。あまり他の人に言いふらすのはやめて欲しいわ。」

「はい。」

「あのね河本さん。ゆづが、落ち込んでいるの。」

「⋯⋯はい?」


(今の間はなんだったのかしら⋯⋯。まさかっ! ゆづの元気が無い原因は河本さんなの?)


「はぁ。会長⋯⋯そんなことですか⋯⋯。」

「そ、そんなことって何よ!? 一大事よ?」

「分かりましたから座ってください。せっかくいれたお茶がこぼれてしまいます。」

「ご、ごめんなさい⋯⋯。」


(河本さんは何も分かっていないわ⋯⋯。ゆづのあの表情⋯⋯だったわ。これは、早急に対処しないといけないわ⋯⋯。)


「でも、河本さんに聞いてもらっただけでもスッキリしたわ。ありがとう。あとは一人で何とかするから、いざっとなったら助けてくれるかしら?」

「はい! もちろんですよ!」

「ありがとう。」






六月十七日月曜日。


私はゆづに何があったのか探るため調査を開始した。



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こんにちは!麝香いちごです!今回も「氷姫、僕にだけ溶けるって本当ですか?」第二章第二話を読んでいただきありがとうございます!


あ、あけましておめでとうございます!


実は、悠月と華氷先輩が結婚してからのお正月をssとして書こうと思っていたのですが、まさかの体調を崩という事態になってしまい書けていません!


なので、お正月と言うには少し遅れましたが何とか1月中にssを更新したいと思います!

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