晩酌

 十四時間拘束などというまったく人権無視の労働を終えて酒を飲むが明日の仕事が頭にチラつきちっとも楽しくない土曜日に憂鬱真っ只中である。


 今宵はハイボール。プリン体には気をつけたい歳頃故ビールは控えた。しかし醸造酒は内臓への負担が多い。あちらが立てばこちらが立たぬ。ままならないものだ。


 零時前のテレビを見てくだらない笑いを上げる。本当に面白いかはしらないが、ともかく笑う。笑っていなければもたない。あぁ苦しい苦しい。やってられん。


 酒が切れた。買いに行くほどでもないが、酔いが足りない。どうしたものか、どうしようもない。あぁ、明日も仕事だ。まったく面倒だ。早く楽になりたいものだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る