あとがき
ありがとうございます。
ここまでお付き合い頂きましたこと、感謝でいっぱいです。
無事完結できたのは、拙さの塊のような本作を見捨てずに読んでくださった皆さまお一人おひとりのお陰です。
戊辰150周年記念をきっかけに書きはじめた本作ですが、実はカクきっかけは更に遡ります。
およそ10年前、東日本大震災の翌年のこと、私はとある講座に参加しました。
受講者は福島県内に住む同世代の人たち。
各々一年の間、様々な困難にぶつかり、当時もぶつかり続け、傷つき疲弊している人も多かったように思います。
その中のキャリアプランについての講義で、「夢は何か」を書くものがありました。
講師の先生も、私達に前を向かせたかったのでしょう。仕事でも、プライベートでもなんでもいい。10年後どうなっていたいか、何をしたいか書くように指示されました。
私はその時「小説を書く」と記しました。
創作的な事は何ひとつやった事はありませんでしたが、昔の夢を思い出しながら、何かこう、ワクワクする事を書いてみたかったのです。
その後もバタバタと年月を過ごし、頭の片隅に物語への憧れはありましたが、何もせず時が経ちました。
思い入れのある、幕末の地元を舞台に何か作ってみたい。それは小さい頃から漠然と思っていたので、戊辰150周年の時、今書き始めなきゃいつ書くの! と奮起してこの物語は始まりました。
そして、皆さまの温かい応援を賜り、この度ゴールに辿り着きました。
初めて書くのに、長編を書いてしまった事、詳しくもないのに歴史を絡めた話を書いてしまった事、歴史もののはずがファンタジー要素てんこ盛りにした事、基本的なルールもよく分からないまま勢いだけで突っ走った事💦
反省点を挙げればきりがありません。
改めて、読んで頂けた事が奇跡だと感じます。
お陰様で自分が胸を張ってこれが好きと言える物語を書き切る事ができました。
小説を書くという夢を叶えてくれた、カクヨムという場所と、書き進む勇気をくださったここで出会った皆さんに、心からの感謝を。
本当にありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます