編集済
応援ありがとうございました。
気付いたことを少々。今後の執筆の一助になればと思い、僭越と思いながらコメント致します。
歴史物はとても難しいです。言語や風俗の描写などを間違えると一気に興が冷めてしまいます。殊にある特定の地域を描くときには注意が必要です。チャレンジに敬意を表します。
さて、文章についてですが、一言でいうと「動き」が欲しいですね。
簡単に解決する方法の一つとして、「どのように」というのを加えることをお勧めいたします。
冒頭の「静かだ」の部分もシンプルで良いと思いますが、「どのように」静かなのかを描写すると臨場感が出ると思います。
「静かだ」をシンプルに書きたいときは、次の一文を工夫すると良いかも知れません。
後は、言葉の選び方ですが、例えば、奥の座敷の「奥」は読者には不要なものかもしれません。「奥の」と書くことに意味があるのならば必要ですが、第1話を拝読した限りでは要らないかな?と思います。
自刃する場面の描写はもう一工夫出来る余地があると思います。例えば幼い妹たちの着物の襟をそっと直す仕草で死に装束を描くと悲哀が滲むとか、強烈な痛みを伴う方が臨場感が出るとか。思い残すことがない理由も少し薄いでしょうか。
文章を削ること、加えることをもう少し行えば、物語がドンと浮き上がると思います。
長々とつまらないことを書きました。読んだら消して下さい。私自身のことは棚に上げて書いてます。どうかお許し下さい。
作者からの返信
楠 冬野 様
コメントありがとうございます。
丁寧なご指摘を頂くことができて、びっくりと同時にとても嬉しいです。
恋愛重視の和風ファンタジーを書くはずが、会津を舞台にした為に、がっつり歴史と向き合うこととなってしまっています。「歴史物」…難しいんですね…ちょっと冷や汗が出てきてしまいました…。
「動き」ですか…確かに、頭の中に展開している場面をあらわすのに、自分は100%分かっているから、その一言で十分画が動いていると感じるけれど、読まれる方はその単語一つしか無いですものね…
逆に、場面を表現するのに、頭の中の画をそのまま書くと、現場レポートみたいのなり、要らない情報も入ってしまっている気がします。
読み手を意識した、足し算引き算をもっと考えて、臨場感を出せるように頑張っていきたいです。
全くの初心者のため、具体的なご指摘が本当に為になりました。
貴重な時間を使っていただきまして感謝しています。
また、お読みいただけましたなら、お気づきの点など教えて頂ければ幸いです。
こんばんは。
「数百人に及ぶ会津の婦女子の自刃」
えっ……?! そんなに……!!
この具体的な数字は存じあげませんでした。
本当に悲劇ですね。
誇りを、土地を、家族を守るために戦っていった男たち、守れなかった自刃した「愛する女」をかき抱いたときの哀しみは、いかほどだったでしょう……。
そして、たんたんと死にのぞむ女たちの、誇りと静けさが、印象的です。
ゆっくりと拝読させていただきます。
作者からの返信
こちらまで読んで頂き恐縮です。
会津戦争の最後は籠城戦となりました。
城の中に入った者もいましたが、足手まといになると幼い子どもと共に自刃した武家の女性は少なくありませんでした。
幕末は悲劇のエピソードに事欠きませんが、これもそのひとつです。
大きな歴史の渦って色んなものを無慈悲に飲み込んでしまうなぁと感じます。
と、思い切り歴史っぽく始めていますが、このお話は思い切りファンタジーしています💦
そして私が初めて書いた物語なので、アラが多いです💦
ただ、一番書きたかった事を書き切った物語です。
お目汚しになるとは思いますが、無理のない範囲内でお読み頂ければ嬉しいです。