第13話 ごめんなさい、と謝れば


結局あなたが悪いのです。

やっぱり原因はあなたです。

責任とって謝りなさい。

地面に頭を擦り付けなさい。


そんなことを言われても、

私は呆然とするだけで、

一歩も動けやしなかった。


何がどうしてそうなって

私が悪くなったのですか。

理由を聞きたい、どうしてですか。


うるさいうるさい黙りなさい。

どうやったって何したって

あなたが悪いことに変わりない。

結果がここにあるのだから

過程はどうでも良いのです。


私の頭は押さえられ、

地面に何度も押し付けられた。

私の意思は関係なくて、

私の頭は少しへこんだ。

じりじり額が熱くなり、

流れたものは無視された。


地面に落ちた色だけが、

私のとった責任で、

結局何がなにやらわからずに、

私は罪を許された。

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