第20話【ある男の子がいた。それで?】を褒める

ある男の子がいた。それで?

https://kakuyomu.jp/works/1177354054921076646


 まず、お話の肝ともなる部分を募集しちゃう、そこにもうやられてしまいました。

応募するほうにも緊張が走るはずです、自分が世界に名付けてしまう、登場人物の行動や性質に影響を直接及ぼす、それを読者や周りの人に委ねる! しかもなんだかとってもデートみたいな楽しい時間に横槍入れる状況になってないですかこれ?

 こ、これ、募集が起きるたびに色んな人達が参加していくほどにどんどん大きくなっていく世界観で、ある意味すごいですし、なんというか雑誌の企画に投稿するみたいなドキドキ感をこの作品単体で出せる感じ、アイデアを募集されてるのだけど、このアイデア自体が凄いというね。

 そして色んな人の声から紡がれる物語がどうなっちゃうのか気になって気になって、近況ノートから色んなところをチェックしてしまうという読者心理、もはや作者さん自体が編集長みたいなそんな勢いを感じて、とにかくこのお話しがちょっと動くだけでギャラリーがざわつく、そんな絵が浮かぶ、色んな人に体験して欲しい感覚です。


 時代は常に未来へ流転するものなのですねえ。

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