第16話【近くて遠い部屋】を褒める
近くて遠い部屋
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922431813
先鋭的な建築ってなんだろうと考えるけれど、その着想となるものを少しずつ追いかけてみると、生物の中にある構造であったり、自然の巧みな造形を模したりと、案外、身近なところにあったりするんですよね。
これをこうしたら? とか案外簡単に見せてみたりするもののそれを、
形にするところまではいきつかない、更にそれを大事にすることというのも、稀な体験で、多くは渦の中で日常の忙しさの中で知られずに記憶の書庫にしまわれてる物。
体験や経験って誰でも持ちうることからは近いところにあるけれど、持っているからといっていつでもアクセスできる人はまれで、記憶の中で遠くに置いてきてしまうことにもなる。
今まで歩いた足跡をたどり、高低差のある山々を越えて、浮き沈みの激しい川を海を、そうなる、実際、そういう流れを追わなければ答えが見つからないことの方が多い。
お話の構造で各話の適量で開示される情報で、うまくリードされている様はさながらほんの中をさまよう一匹、飛翔できずに一文字ずつ前に進む熱心な生徒、でも知っている、読み終えた時の解放感を。
近くて遠い部屋、このタイトル一つで空間を把握できるようになってる時、あなたはすっかり虜になってしまっているかもしれない。
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