第13話【異世界転生】を読む
異世界転生
https://kakuyomu.jp/works/1177354054921945665
異世界転生ってあの?
と見た人は思うだろう、といっても、今回は、
カクヨムバトル24時の主催者様である春嵐さんの作品である。
この作品も異世界転生とはあの、異世界転生であるということに触れている。
状況も似通っている、しかしテンプレとは大きく異なる具合であった、
一話一話読み進むことで分からないということが読者には増えてくるが、
主人公は逆に何かを使命をもってそこにいることを理解する。
しかしこの異世界転生、異世界がなんであるかが最大の肝となっているため、
実を言って話せること自体は少ない、けれどもこの内容を読み終えた時、
現実というものの延長線で大概の異世界転生ものが出来てると改めて納得する。
この作品もとある現実に身を置いたものの、求めに応じるように異世界が包み込む、そんな流れでもあり、またこれのタイトルが異世界転生で無ければ、SFジャンルの小説としてもその中身を感じさせられる具合であった。
転生する異世界が必ずしもファンタジーに限られないなら、極めて答えに近い場所に大人の魂は導かれるのではという、どこか挑戦を感じるもので、大人の異世界転生としての完成度はこれ単体でも高いものだったと感じ入った。
皆も異世界転生してみよう。
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