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アンカーはどこっ『安生と清子』」への応援コメント


  • 編集済

    1000文字以内でどれだけ書けるか、ってチャレンジでもあったのでそこ触れて貰えて嬉しいです……!


    この作品はTwitterの方で参加したお題で、「窓の外を見たら、地面が濡れていた。」はお題出してくださった方が決めた、固定されてるものだったんですね。
    それを本文に織り込みつつ捻ったものを書く、っていう。

    だったら逆算的に、その一文が意外な物になるようにしたいなと。

    多分普通なら水とか血だとかが地面を濡らすんでしょうけど、この一文見た瞬間灯油を地面に撒き散らす図が浮かんだんです。なので、清姫伝説からお名前とイメージ拝借して捏ね混ぜました。

    本当に伝説通りなら、清子は死んだ後に化け物になって安生の元に来ているのですが……その辺は曖昧にしました。
    元ネタ気付いた方が「もしや……」ってなればいいなー位で。


    清子のやった事については
    屋外の地面(安生の部屋の窓を囲う地面)に灯油撒く
    →玄関から彼の部屋まで全てに灯油撒いて着火
    →彼の部屋まで来たら火のついたライターを窓の外(屋外の、灯油染み込んだ地面)に投げて退路を断つ
    って流れを想定していますが、濡れていたのは部屋の戸に付いた窓の外の地面(屋内の別の部屋の床)でも合ってるんです。加えて、屋外の地面は雨 ‘でも’ 濡れてるんです。


    と言うのも、これ全く本文に出てないor分かりにくいのですが、

    清子、雨が降っている最中に大量の灯油を屋外に撒く
    →雨音に紛れて犯行
    →雨あがる
    →(中略)
    →安生が逃げようと慌てて窓開ける/物語の開始タイミング
    →地面が濡れているのに気づくが、この段階ではああさっき雨音してたし位にしか思っていない(読み手と近い予想を立てる)/ 「地面が(雨っぽいもので)濡れていた」
    →燃えた事にとんでもなく驚く(読み手も多分驚く)
    →部屋の扉を窓を覗いたら他の部屋が燃えている/「地面が(灯油と炎で)濡れていた」

    ってなっているというか……うーん、なかなか欲張りと言うか無茶というかこじつけ!織り込めきれてないから気づけるわけもない!
    (てか分かりづらい事この上なかったので少し本文に変更加えてしまいました、大筋は変わってないのでお許し下さい)
    そも、雨と混じった灯油がちゃんと燃えるのかってのをはじめ色々問題もあります。

    なので、これらは全部裏設定というか、もし長く書く時が来たらそうしようと描写を棚上げした設定なんです。
    それ故に今とてもビックリしています。その辺深読みして貰えるとは思っていなかったので。ありがとうございます!



    後出しですがアンカー付けてみました。どうぞよしなにお願いします。