第21話 「五芒星の導き」創作意欲を刺激する情報の洪水
内容もそうですけど、出てくる情報量が、濃いんです。とにかく濃い。いきなりの死体シーンから始まって(このタイミングで私はホラーを警戒してゆっくり読みに切り替えている)、情報の洪水。とにかく色々次々と出てくる。
しかし普通はこれだけ全部ぶちこまれたら脳内で想定しきれないんですけど、それが不思議と苦にならない。ブラウザを捲る手もページをスクロールする指も全然止まらない。というか面白い。なにこれ面白い。
ウゴカッタンさんの「バットンさん」と比較したら「普段書くのが基本の人間が読者側に回ってどれぐらい書き口や読み味の違いを感じたか」についてほめちぎれそうで面白いなと思いました。まず今回は単発で、「五芒星の導き」のみを取り上げます。
構成の妙を感じました。「おっ?」てところで切り替わるんです。特に話の区切れ目。
「あれ。ここで終わるのか。どうなってるんだろう」ってブラウザを次に捲ると、微妙に時間軸が変化してそのまま繋がっている。なんと表現しようかちょっと迷ったんですが、ようやっとこれだという感触を見つけました。
テレビドラマやアニメのCMの入りかたです、これ。
少し整理されない状態を残して切って、次に行くと前話の内容をもとにCM分の理解と整理がついた視聴者(読者)に対して少し時計の針を進めた状態で開始する。
これすごい、なんでこんなことができるのよって思いながら読み返しました。各話間の間の取り方というか、区切りかたに、こういうセンスの使い方と分け方があるなんて。
あれどうしよう話数の区切りかただけで500文字簡単に書いてしまった。細かいワードチョイス等々は殴り返されたときまで取っておきます。
今回のほめちぎりポイント》
・読んでいて心地よい、スピードと均整のとれた情報の洪水(ウゴカッタンさんの作品と比較できる可能性あり)
・各話間の区切れがまるでドラマやアニメのCM入りとCM上がり。綺麗すぎてやばい
いよいよ次は、現行作品で最後。
愛が重いやつ…。
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