「祈り」うわすごい同じこと考えてるひといたっ
※最終回前のジャブです。自分の作品を引き合いに出しつつ、軽く行きます。
わたしも書いたことあるんですよ。
アンチ異世界転生。
なので私自身、物語への没入感がすごかったです。ここでは私の書いたアンチ異世界転生の「異世界転生」と比較しながら進めていきます。私の書き物のタイトルが「異世界転生」だったので分かりやすくするために私のやつは私のほうって書きます。
まず、序盤の展開。
めっっっちゃくちゃ同意です。
まず言葉が通じないってのが最高です。私のほうは、まずもって生物のいない虚無に飛ばされます。異世界なので。まず間違いなく生命体いないところに飛ぶでしょという基本的な部分です。
次に、異世界だから強くならないし性格も変わらない部分。
最高です。
私のやつも異世界だからといって強くなることはないし、まずそもそも転生はしない(天国など死後の概念はあくまで概念なので、基本的に死ぬと生命活動が止まる。転生自体がまずおかしい)です。私のほうの主人公は「転生しているということは現実世界の自分が死にかけているか頭部にダメージを食らって動けない」と理性的に考えながら異世界の虚無を動き回ることになります。
そして、ファンタジーの路線(ドラゴン、魔王、妖精など)。
最っっっ高です。
洞窟にドラゴンがいるわけない。まじで最高です。リザード、つまり湿ったところに隠れるトカゲの進化形態で水分と同時に体温を放出する延長線上として炎を吐くタイプ、そもそもの語感から変動して口から法をもって災いをもたらしたドラコンあるいは巨大な蛇を意味するドラコーン。理由付け自体は色々やろうと思えば考えつけるんですけど、「そもそもドラゴンなんていないじゃん?」が、もう、最高すぎます。私もです。いや私のほうは虚無に転生したのでそもそもドラゴンはおろか何ひとつ出てこないんですけども。
あと、魂。
私のほうは魂ではなく両腕(五体満足で転生するわけないじゃん)だったんですが、魂の入れ換えというのもまた最高ですねこれは。理由付けと同時に、転生である元の状態からの遷移に対してすごい直球な回答が示されていて。もうこれだけですごすぎるって断言できます。私のほうは両腕がない理由ちょっと変化球気味で、「腕時計を見ると時間経過が分かってしまい主人公が焦らないから」でした。
まとめると、こんな感じです。上が「祈り」で下が私のやつです。
ジャンル》
・王道転生ファンタジー
・ハードボイルド
異世界の状態》
・ファンタジー世界
・開発中のゲーム世界
登場人物や生物》
・妖精、魔王、ドラゴンなどファンタジーの創造物
・人も生物も出てこない
言語や生活様態》
・魔法を前提とする領域(言語も魔法によって通じる)
・バックグラウンドが「現実世界に多大な影響を及ぼすもの」で構成されている
主人公》
・最初から一貫して弱く、同時に転生時のトリガーであった魂の質が問われる
・最初から一貫して強く、両腕を失っても痛みに耐え目的を果たすために動く
もうこうやって比較するだけでたのしすぎて。同じテーマで書かれているというだけで、もう、没入感とハマり具合が段違いです。
冗談抜きでめちゃくちゃにおもしろいです。「正義の門」のときも言ったかもしれないんですがこれは間違いなく星の数の評価を越える類いのものです。まちがいないです。おもしろすぎますもの。
他の部分や細かいワードチョイスなどは最終回終了後 & 殴られたとき用のカウンターに取っておこうと思います。最終回の比較は絶対におもしろいですよこれ。だってもう最終回直前段階でこのハイクオリティですから。あと2時間ぐらいで公開ですか。楽しみすぎます。
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