★★★ Excellent!!! 秋の野山、普遍性、葛藤 螢音 芳 風景描写と心情の表現が瑞々しくて詩的でとても印象に残ります。読みすすめる時のリズムの心地良さも相まって、小説そのものがまるで一つの名曲のようです。 レビューを書く場合、キャッチコピーを考えないといけないところなのですが、非常に悩ましいです。 おそらく何を書いても当作品の邪魔をしてしまう。「〜の名作!」とよく目にする宣伝コピーはきっとこの作品には合わない。 読み進めるうちに感じた単語を羅列するしかできませんでした。 長く心に残るものは、名前をつけることをためらうものなのかもしれません。 いや、いっそ決めないのもいい。 この作品のようなラストの感動につながるなら。 レビューいいね! 1 2020年9月30日 08:11