第6話 不協和音

孤独の方が楽 孤独が好きだ

と、言う人がいる

果たしてそうだろうか?

孤独であれば、しがらみもなく、束縛もなく

何かを求める事もない、と言うけれど

例えば、産まれた時から、自分しかいなかったら

求める事もない、と言うけれど

果たしてそうだろうか?

人には、五感があり、感じる事が出来る

例えば、自分1人しかこの世にいなかったとしても

感じる脳と心がある限り

人は求めずにはいられないのでは、ないだろうか?

必ず、何かを、誰かを求めたくなる

結局は、独りでは生きられないのだと思う

それを、孤独が良いと言うならば

それは、周りも、誰かも、否定するだけの

不協和音になってしまうと、私は思う

五感を持たず、心を持たない、ロボット以外には

孤独で存在し続けるのは、無理な話しではないだろうか?

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