第3話 アリス……

「僕の好きな女の子は……😳💦💦💦」

 『ゴックン……』と、また咽喉のどが鳴ってしまった。


 仕方がない。こうなったらちゃんと告白しよう。


「アッ、アリス」

 モノ凄く小さな声でささやいた。



「えェ❓ なんだってェ……」

 聞こえなかったのか、アリスは眉をひそめ顔を近づけた。

 仄かに甘いシャンプーの香りが漂ってきた。



「あッ、あァ……😳💦💦」

 アリスが、グイグイ迫ってくる。

 柔らかなオッパイが僕の二の腕に押しつけられた。

 


「だから、アリスちゃんだよ」


「え、どこのォ~❓❓」

 案外、彼女は鈍いようだ。



「どこのッてェ……😳💦💦💦 目の前の星野アリスだよ。僕の好きな女の子は」

 もうこうなったら、やぶれかぶれだ。 


 少し照れくさいがアリスを見つめた。



「えェ……😳💦💦 わ、私?」

 意外にも顔が紅く染まった。


「そうだよ……😳💦💦

 僕の好きなのは、ずっとアリスちゃんさ」

 面と向かって告白したのは初めてだ。


 かすかに身体じゅうが震えた。



「ウソだァ~…。だってユーマは巨乳好きのオッパイ星人じゃン…… 私は」

 サッと視線を自分の胸元へ向けた。 


「ン……😔💦💦💦」

 確かに、アリスのオッパイは哀しいくらい貧乳だ。



「別に、僕はオッパイ星人じゃないよ。

 乃○坂のアイドルだって、みんなスレンダーだから巨乳の子なんて居ないし……

 男が、みんな巨乳好きッてワケじゃないよ」



 中には【巨乳命】のオッパイ星人もいるがアイドルファンの多くは、贔屓ひいきのアイドルが巨乳であろうと、貧乳であろうと顔やキャラクターが好みならば、関係なく応援する。




「僕はアリスちゃんみたいに可愛らしくて、少しワガママな子が好きなんだ」

 





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