第107話 いざダンジョンへ
ギルドに着くとやんややんやの大騒ぎだった。
ダグラス、ローラン大輔、レオナのみがギルドに入って行く。ターニャとグラッグを見つけてローランは
「グラッグ何ぼさっとしてるんだ、行くぞ」
ターニャが駆け寄ってきて
「ダグラスさんあのー」
と、問いかけるがダグラスが手を上げて
「大丈夫ですよ。食料が大輔殿だが100人が一ヶ月過ごせるだけの食料を持っているすうです。なら私達はこのまま今からダンジョンに入っていきます。私達がいれば他の冒険者は不要です。来てくれる方がいれば心強いですが。せはれと私がイザベラ様より救助隊の副長を仰せつかっています」
ダグラスがロビーにいる者に話し始めた。
「俺達は準備ができているのでこのままダンジョンに向かう。食料はバックヤード団の方の団長さんが100名が2週間余裕で過ごすだけの食料を持っている。なので準備は問題ない。今この場に居るレベル5以上のも方で救援に駆け付けて行ってもいいという方がいたら一緒に付いてきて欲しい。己の装備だけで十分だし、剣や鎧を今持ち合わせてなくても、予備の装備が大量にあるから心配ない。必要な物は我々が持っている」
ギルドマスターが出てきて
「そうか君が行ってくれるのか。いつも損な役回りだな」
「何、女神様が亡くなった時の事を思えば大した事はありませんよ。どうやら不肖の弟子が暴走したようなので諌めに行くだけです。彼は六連星の団長ではあるが、私の弟子でもあります。今回は師匠として行きますよ」
その場に行って加わった者はレベル5が3名とレベル6が1名であった。そうして総勢約100名の救援隊がダンジョンに向かって行く。
ギルドマスターがダンジョンの入り口まで同行してきてくれた。これはダンジョンに入るのをスムーズに行う為だ。それと女神イザベラがいる事の確認と、念の為一度ダンジョンの出入りをしてもらう、それが目的だった。
ダンジョン入り口が混乱してしまう為、ギルドマスターと何故かいるターニャが先行して入口に向かった。そこでダンジョン内に異変があり、救援隊が組織された事を伝えた。そしてターニャとギルドマスターが出入り口を確認し、おそらく女神がいるのでそれを連れてきてまた入ると説明していた。さすがにギルドマスターの命令の為門番は頷く。二人が入ってくるとイザベラとソレイユが驚いていた。とりあえず出入り試して欲しいと言う。万が一イザベラがもう一度入れない場合でも、ギルド保管の魔道具があるので入れる筈だということで試すと問題なく再び入れた。ギルドマスターが
「イザベラ様あなたが今ダンジョンの出入りができる状態になっている事に心当たりはありますか?」
「そうですわね。おそらく私を攫った者が私をダンジョン内の魔物に殺させようとし、私に着けたこの首飾りのせいでしょう」
首飾りを見せると見た事のないデザインの質素な首飾りがあった。これはそういう道具なのだと思うとギルドマスターは納得し頷いていた。もう少しで皆が来ると話をしていた。ギルドマスターが外に出ると皆がダンジョンに入るのを待っていた。ギルドマスターた達が出てくるのをひたすら待っていたのだ。ギルドマスターがよろしく頼むぞと言うとローランとグラッグを先頭にダンジョンの中に入って行くのであった。
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