　離れも屋敷も水は来ていたので掃除はできそうだった。

　離れには基本的な家具はそのままだったので、ターニャが素早く椅子とテーブルを拭いて座って話し合っていた。

　暫くして興奮した晃が戻ってきて、風呂が凄いとはしゃいでいた。

　ターニャがクイクイと手でテーブルを指し、晃を座らせる。

　まだ暫くは宿暮らしになり、明日からの段取りを話していた。

　ターニャは休みの日には掃除等を手伝い、イザベラは必要な不足品を買い出しをし、掃除をする。

　晃は朝に草むしりをする。

　当面は門から離れ、次に門から屋敷、屋敷と離れの間にある通路の確保。まずは離れを住めるようにし、当面の拠点にする。

　取り敢えず一週間後を目処に移り住む。

　晃は日中はダンジョンで修行を兼ねて魔石を稼ぎ、お金を確保する必要から、掃除はイザベラの担当になる。なので基本的に朝出発前に体を動かしがてら草刈りだ。

　夕方になってきたのでギルドに引き上げる事になった。ターニャはギルドマスターから渡された看板に何やら書き込んで門から見える所に縛っていた。

　そして3人でギルドに戻るのであった。

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