小説を書いてみて気づいたこと

 これまで小説を書いてみて、改めて気づいたことがあります。


 私が書いた作品のほとんどに、私自身の過去が反映されていました。


 あまり意識してはいなかったのですが、辛かった過去や、やるせない思い、そういったものを書くことで昇華していたのだと思います。


 同じ過去を持つ主人公が幸せになることで、子どもの頃に置き去りにしてきた、大人になりきれなかった「私」を癒してあげたかった。そう気づきました。


 だから、あのノンフィクションのエッセイを書いたということもあるのかもしれません。


 あのエッセイを書いた後、誰にも言えなかった心の内をさらけ出したことで、書きたいものの幅が広がりました。気持ちが楽になれたからです。


 おかげで、これまで書きたいと思っても話が思いつかずに書けなかったラブコメに挑戦してみようという気力が湧いてきました。書いた結果、ラブコメ?というような作品にはなりましたが、書いていてすごく楽しかったです。


 その作品がまた、思いがけず多くの方に読んでもらえて驚きました。多くの方と繋がることができた証だと感じ、それが嬉しかったです。


 縁が増えるたびにどうやってお礼をしようかと悩むのですが、しがない私の作品でも喜んでいただけるなら、少しでも楽しんでいただける作品を書き続けようと思います。


 そうやって支えてくださる皆様に感謝です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る