海里の家

海里「ただいま。」


母親「海里、ちょうど良かった、ちょっとおつかいに行って来てほしい。」


海里「うん。いいよ。」


《商店街》


店員「いらっしゃいませ、今日は野菜が安いよ。」


海里「ふむふむ、メモによると献立は、カレーだね。」


康太「海里、こんなところで何をしているの?」


すると突然、康太が来ると私はこう言った。


海里「私は、母親に頼まれて、おつかいだよ。」


康太「俺は、散歩しているんだ。」


海里「家、近いの?」


康太「うん。」


海里「そっかあ。ところで有斗の事聞いていない?」


康太「えっ、何が?」


海里「康太も知らないの?本当は有斗、「両親のところに行きたい」って、

実は思っていたのかもしれない。」


康太「有斗がそんな事言うかよ、でも俺も何となくそう思っていたら有斗の気持ちが分からなくて、でも、俺は有斗と一緒に居たい、友達だから。」


海里「私、おつかいが終わったら、そのまま有斗の家に行くけど、一緒に行く?」


康太「うん、行く。」


《有斗の家》


海里・康太「こんにちは。」


有斗「あっ、康太に海里、こんな時間にどうしたの?」


海里「ちょっと話があるんだけど、いいかな?」


有斗「うん。」


僕は外に出た。


《公園》


海里「有斗は両親に会いたい?」


有斗「うーん、少しだけ会いたい気持ちがあるけど、どうしたの急に?」


康太「だって俺達に無理に笑おうって言っても、俺達は友達だから。」


有斗「康太・・・。」


海里「私、雄太の両親に会ってみたかった、それで話をしたかった。」


有斗「いいよいいよ、仏壇に写真飾っているから、おいで。」


海里「ありがとう。」


康太「俺も行く。」


有斗「いいよ。」

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