数日後・・・。

俺の両親が何故、亡くなったのかの過去を話をすると、

俺は有斗と同じ過去を持っているのかもしれない。

俺の過去では両親が亡くなる前には、いつも俺に優しくしてくれた。

だけど俺にはそう長くは続かなかった。

そう、両親を殺した犯人を見つけるまで・・・。


《過去》


康太「母さん、父さん、早く早く。」


父親「そんなに急がなくても良いんだぞ。」


母親「そうよ。」


俺が子供の頃から一緒にドライブに行くはずが・・・、

両親は交通事故に合って、俺だけは生きていた。

でも俺はとっても悲しかった。

そして俺は有斗と海里に出会ってからは、今は俺の人生が変わっていた。

もちろん両親には感謝をしていた。

「ありがとう。」って・・・。

でも俺は正直、怖かった、でも今は一人で生きていく事になった。

だけど俺には一つだけ疑問がある。

俺は、このまま生きてもいいのか?

それが悲しくなって言葉が出なかった。

それから俺は毎日、両親のお墓に行って、お花を添えるようになった。


《現在》


有斗「それは辛かったな。」


海里「今は?」


康太「うん、少しだけ寂しいけど、両親とはたまに会話をしているよ。」


有斗「でも、僕の両親が亡くなった時は結構、寂しかったけど、今は一人で生活をしているんだ、だけど、康太や海里に出会えて良かったと思うよ。」


康太・海里「有斗。」


先生「佐々木、ちょっといいか?」


有斗「あっ、はい。」


海里「行ってらっしゃい。」


有斗「うん。」


僕は先生と一緒に職員室に入った。


《職員室》


有斗「えっ、引き取る?僕の新しい両親が居るんですか?」


先生「佐々木は今、一人で生活をしている。はっきり言って寂しかったんだろ?」


有斗「いいえ、今は平気って言うか、慣れています。」


先生「そうか、でも良いのか?」


有斗「はい、せっかく呼んでくれたのにすみません。」


先生「相談事はあるか?何でも、相談にのるから安心しろ。」


有斗「はい、ありがとうございます。」


僕は今まで一人で悩んでいた事を先生に話せばきっと僕の気持ちが少しだけ楽になるかもしれない。


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