エピローグ

 まさか生田を懐に呼び込んで構え変更スイッチからの連続攻撃コンビネーションとは、読み切れなかった。しかも前回自分が食らったものコンボをレバーブロー以外はそのままお返しした形での勝利。全て増戸の計画通りの試合運び。これ以上ない結末だったことだろう。



 はリングを見下ろすオーナー席から腰を上げ拍手をし、



 今回のは大番狂わせだったが、どちらが勝とうが負けようが私には関係ない。賭け試合の胴元であるこの私が結局最後は必ず儲かる勝つ。そういう風にできているのだから。


 今後とも、精々奮起してくれたまえ、地下拳闘士ボクサーの諸君――

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勝利の行方は誰のもの 江田・K @kouda-kei

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