第4話:幼馴染は高嶺の花(学校)、家では…




ぷにぷに


「んー……?」


(…?なんか頰をつんつんされてる…?ていうか僕寝ちゃってたんだ。今何時だろう…って今日学校だ!)


ガバッ


「うわぁ!!」


 何か驚いた声が聞こえた。


「ん?うわっ!び、びっくりした…」


「あー、おはよー!」


「あ、うん雪おはよう」


 起きて目の前にいたのは僕の幼馴染の相良 雪さがら ゆき

 とっても美人で頭もいい。


 学校では何度も告白され、モテモテだけど全部断っているらしい。それで“高嶺の花”とかいうあだ名とかが付いているけど、僕の前では————


「七美〜〜♡」


「うわぁ!ちょ、ちょっとくっつかないで、暑いよ……」


 今僕は真正面から抱きつかれている。


「え〜、いいじゃんいいじゃん、学校ではできないから今七美成分を補充してるの〜」


「な、七美成分って何!?」


 昔からこんな感じだからもう慣れているけど、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい…。


「ねぇ…もうすぐ学校行かないといけないからご飯たべないと…」


「むー…。わかった……」


 ふぅ、なんとか離れてもらった。

布団から出てリビングに行こうとすると、僕の腕に雪が抱きついてきた。


「え、ちょっと!?」


「こうしたら動けるでしょ?」


「う…うん、まあそうだけど…。はあ、まあいいか…」



「お兄ちゃーん、朝だ……って!雪さん何やってるんですか!!」


 やばい、華が来ちゃった。また喧嘩が始まっちゃう…!


「今日はせっかくお母さんにじゃんけんで勝ってお兄ちゃん起こせると思ってたのに……!ていうか!いつのまにうちに入って来てたんですか!」


「ふふふ、それは内緒だよ。油断していると明日も来ちゃおっかな〜」


「ぐぬぬぬ…!」


「ほ、ほら二人とも…もうこんな時間だからご飯食べよ!ね!」


 ここはなんとか二人を落ち着かせなければ。


「うん…まあ今日のところは引いてあげる…。明日は絶対私が起こすから!」


「まあいいでしょう…。明日も油断せずにいてくださいね?」


 ふー、なんとかなった…。

早くご飯食べに行こう…。


〜〜


「「ご馳走さまでしたー」」


「じゃあ行ってきます!」


「お兄ちゃん!途中まで一緒に行こ!」


「うん、いいよ!」


「もちろん私も一緒よ?」


「チッ、お兄ちゃんとの時間が……」


「?」


「じゃ、早速行きましょう♡」


 学校ではもっとクールなのになんで家ではこんな風なのかな?


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

たくさんのフォローあざす!


これからも気楽に読んでいってね!

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