第3話:母と妹
「ただいまーー」
「お帰りぃ」
「お帰り!お兄ちゃん!!」
この二人は僕の母と妹だ。
母は
二人とも美人で、華も学校でモテモテらしい。でも付き合っている人はいないらしい。
「ななくんもう少しでご飯できるから待っててね〜」
「わかったー、じゃあ少し勉強していこうかな」
今日は寝ちゃったしな……。
「お兄ちゃん!あとで勉強教えてー」
「んー?いいよー」
「やった!お兄ちゃんと二人きりで…ふふふ」
?何かブツブツ言っていたが、まあいいか。
〜〜
「ご飯できたわよーー」
「はぁーい!」
「「「いただきます!」」」
あ、ちなみにお父さんは仕事で出張中だ。
なので今は僕とお母さんとか華だけだ。
「ん〜〜♪やっぱりお母さんの料理は美味しいなぁー」
「はぁ…本当に嬉しそうに食べるわねぇ」
「お兄ちゃん可愛い」
二人ともうっとりとした表情で僕を見つめていた。
「むー、二人とも可愛いじゃなくてカッコイイがいいんだもんっ」
むんっと頰を膨らませながら言う。
「「はぁぁぁ」」
更に顔が赤くなり、顔も…もうチーズみたいにとろけている。
「もーーーー!!」
楽しくお喋りしながらご飯を食べた。
〜〜
「「「ご馳走さまー!」」」
「お兄ちゃん、お勉強教えてぇ」
「うん、わかったよ」
そして華に勉強を教えることになったが。
「で…華、なんで僕の部屋なんだ?」
「えー、いいじゃん。お兄ちゃんのけちー」
「いや別に大丈夫だけどリビングとかの方が広くていいんじゃない?」
「お兄ちゃんの部屋の方がいいもん…。だって二人きりだしくっついていられるし(ぼそり)」
「ごめん、最後の方もう一回言って、聞き取れなかった」
「いっ!いいのっ!とにかく部屋行こっ!さぁっ!!」
「う、うんわかったよ…」
そういえば寝ちゃった事話すタイミングが…。
〜〜
「終わったぁぁぁ」
「お疲れ、華。ふわぁ、僕もちょっと眠いかも…」
「!じゃあお兄ちゃん寝ていいよ!ほらほら!」
「ってなんで僕のベッドに座ってるんだ?」
「なんでって、膝枕に決まってるじゃない」
「えぇ…当たり前のように…」
「さっ、お兄ちゃん善は急げだよっ!さあさあ!!」
華に催促されながら結局膝枕することになった。
「あー、でも眠くなってきたかも…」
「そう?おやすみ、お兄ちゃん」
「ん…すー、すー」
「はぁぁぁ……やっぱ寝てるお兄ちゃんも可愛いわ。これが見れるのは家族の特権…!」
「ちょっとはなとななくーんもう寝る時間…ってまあまあ」
「お母さんしぃーー!起こしちゃ悪いでしょ!」
「それもあるけどやっぱ可愛いわねぇ」
「そうだね」
「お兄ちゃんは誰にも渡さないわ」
七美は二人に囲まれ、バレないように七美を愛で続けていたが、七美は寝続けるのであった。
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