02

 人類が発見した最初の『そいつ』は、人類にとって脅威になるとは到底思えない存在だった。

 西暦二〇三五年。オホーツク海にて漁をしていたロシア漁船の乗組員が、金色の光を全身に纏うニシンを発見した。そのニシンが纏う光は物理的な壁のように働き、手で触れないどころか、ナイフを突き刺そうとしても阻まれる有り様。驚いた漁師はすぐに港へと戻り、漁師仲間にそのニシンを見せる。

 だが捕まえてから一日が経ち死んでいたニシンは、光をすっかり失っていた。ナイフは普通のニシンと同じく刺さり、その身は美味しい缶詰へと早変わり。

 ニシンを捕まえた漁師は、仲間にホラ吹きだと馬鹿にされたという……三日後、二度目の遭遇が確認されるまで。

 今度は日本の漁船が獲ったサバで、同様の現象が確認されたのである。幸運な事に船は港に近く、漁獲された魚はすぐに陸揚げされ、生きた状態の動画や写真が多数撮られた。ネットが発達した時代であったがためにそれらの情報は瞬く間に世界中に広がり、『光る魚』の存在は公となった。

 その後も光る魚は世界中で続々と発見されていった。最初はなんらかの病気や汚染物質が原因ではないかと思われ市民の間に不安が広まったものの、魚が死ぬのとほぼ同時に発光が消える事、発光していた魚を検査しても汚染物質の量は一般的な鮮魚と変わらない事……そして初遭遇から半年が経った頃には漁獲される魚の三割が光を纏い、最早珍しいものではなくなった事から、やがて人々の関心は薄れていった。

 奴等が終末の使者だと知りもせずに。

 光る魚が発見されてから一年が過ぎた頃――――その事件は起きた。

 『イタチザメ』が漁船を撃沈したのである。イタチザメというのは体長二~三メートルほどの小さなサメであり、対して沈められた漁船は重さ十五トンもある船。本来ならイタチザメが敵う相手ではなく、そもそも自分よりも圧倒的に大きな相手をイタチザメが襲うとは考え難い。沈められた船の乗組員の証言を信じる者は皆無だった。

 しかしその後も船が沈む事故は多発。サメだけでなくマグロやカツオなどの大型魚、ごく稀にだがサンマやサバなどに襲われる例も発生した。映像証拠も出てきた事でいよいよ話が現実味を帯び、事態の解明に国家が動くようになる。

 『光る魚』が現れてから三年後。魚が船を襲う理由が、そして魚が光り輝く理由が判明した。

 それは二種の細菌に感染する事で生じる『体質』。ある細菌は海洋生物に感染し、宿主の身体から吸い取ったエネルギーを変換して強力な電気を発生させる。その電気を受けた別種の細菌が電磁力へと変換……強力な電磁パルスと、目視可能なほど強力な電磁フィールドを展開する。これこそが、魚の纏う光の正体だった。

 問題は、この細菌に感染した海洋生物は自分より大きな『物体』にも平気で襲い掛かるようになるという事だった。電磁パルスや電磁フィールドなどの現象を起こすには、膨大なエネルギーを必要とする。それらを展開しているのは細菌だが、細菌は宿主である海洋生物からエネルギーを奪い取っていた。即ち、この二種の細菌に感染した海洋生物は常にエネルギー不足飢餓に見舞われ、空腹感からあらゆる『物体』に襲い掛かるほど狂暴化してしまうのだ。魚達が船を襲うようになったのも、これが原因だった。

 そして細菌達に感染する海洋生物が増える事で、海に満ちる電磁パルスの力は年々強力なものとなっていた。最初の一年はなんの問題も起こさなかったのに、発見四年目を迎えた頃には漁に出た船の電子機器が次々と破壊される状態に。置物となった舟に、回転するスクリューを打ち負かすほど強力な電磁フィールドと共に大型魚が突っ込めば……最早沈むしかない。

 かくして人類の脅威となった海洋生物達だったが、立ち向かう人類はあまりに無力だった。機銃程度では電磁フィールドを貫通出来ず、駆除は進まない。ならばと思いきって使ったミサイルは、積んである電子機器が海洋生物の発する電磁パルスの影響をもろに受けていくら撃っても殆ど当たらない有り様。仮に命中しても電磁フィールドが熱や爆風を防ぐため ― 熱とは電磁波の一種であるため、電磁フィールドによって簡単に遮断されてしまう性質があった ― 殆ど効果がない。当時最強の兵器である水爆すら、爆心地以外では効果が薄かった。駆除は進まず、細菌に感染した海洋生物は数を増すばかり。

 やがて海は細菌に感染した海洋生物……現在『海生物』と呼称される存在……に支配され、殆どの船が海に出られなくなった。

 つまり海産資源の利用が出来なくなったのだが、これが人類に致命傷を与える。二〇三五年時の年間漁獲量は約二億三千万トン。これらを全て食料として鑑みれば、可食部が五割と計算しても、一億六千万以上もの人々が一年間健康に生活出来るカロリーになる。また廃棄された骨や内臓、一部地域での排泄物は、飼料や肥料として活用され別の食料生産に寄与していた。これらが丸々、ほんの数年で消え去ったのだ。漁業のみならず農業や畜産にも打撃は広がり、世界的な食糧危機が蔓延した。

 悲劇の連鎖はまだ終わらない。電磁フィールドを纏った魚を、海鳥などが食べられるだろうか? 答えはNO。突然にして恒久的な餌不足が生じ、海鳥全体の個体数が激減、または絶滅。海鳥には海の魚を食べ、糞を陸でする事で地上に養分を運ぶという物質循環の役目があったのだが、個体数の激減によりこの流れが途絶えた。雨水や河川による養分流出は供給量を大きく上回り、土壌は年々痩せていく。にも拘らず農畜作物の需要が高まるものだから、その需要に(善意・私益は問わず)応えるべく土地の能力を無視した農業・畜産が横行。再起不能になるまで大地は行使され、地上環境は一層悪化していく。そうするとまた食糧供給が減り、需要が高まり、生産のため土壌は酷使され……最悪の悪循環を招いた。

 負の連鎖により、飢餓人口は数十年で三十億人も増加。食糧価格は海生物出現前の十倍にまで高騰した。更にこれを商機と見た投資家が食糧を買い占め、マネーゲームを始める始末。金のあるところに不必要な食糧が溜まり、必要なところに届かないという事態が発生してしまう。飢えという根源的恐怖に晒された市民が暴徒化するのに、さしたる時間は必要なかった。

 世界中が破壊と混乱に満たされ、政治は空洞化。治安維持機構が機能を失い、略奪・無計画な開発・地上資源の乱獲の横行が止められない。計画性のない破壊により食糧生産能力は急落。最早文明を維持するための人的リソースすら確保出来ず、省エネという名の衰退を繰り返す日々。

 やがて人口は全盛期の一割以下にまで減少。内紛を起こす資源すらなくなり、ようやく落ち着きを取り戻した世界は少しずつだが秩序を回復させていき……西暦二三〇八年、人類は再び海に足を踏み入れた。荒廃しきった地上では衰退した人口すらも支えられず、海産資源をなんとしても手にせねばならなかったがために。

 無論細菌に感染した海生物達は未だに、いや、人類全盛期よりも数多く海を跋扈している。しかし人類も、二百年以上ただただ衰退していた訳ではない。世代を超えた研究により、海生物打倒の術を見付けていた。

 海生物出現時の人類は、電子機器と熱兵器の力に頼り過ぎていた。どんなものにも弱点がある事を忘れ、己の力に溺れた結果、電子機器を狂わせる電磁パルスと、熱に極度の耐性を持つ電磁フィールドが『天敵』となっていたのだ。ならば話は簡単である。船の電子化部品を減らし、熱以外の攻撃手段を持てば良い。どうしても電子機器が必要な部分は、分厚い装甲で覆ってしまえ。

 照準は目視と目盛りによって行われ、攻撃は『質量攻撃』である艦砲が採用された。電磁パルスから電子機器を守るため装甲はどんどん分厚くなり、増大した重量分の浮力を得るため船体の大型化が進む。空の敵を気にする必要なんかないので、レーダーは廃止してソナーのみを搭載する。

 やがて完成したのは、海生物が出現するよりも更に百年近く昔、人類の戦争の花形であった――――戦艦と酷似したものだった。

 これこそが現代の漁船、通称『戦闘漁船』のひな型である。

 新世代の漁船は数多の海を駆け、見事海生物を打ち倒した。農畜産の壊滅により飢えと貧困が満ちていた陸上に、新たな食糧が届けられるようになったのである。無論、海生物達は強敵だ。戦闘漁船といえども沈められる事は珍しくはない。漁獲量も足りず、人口は未だ右肩下がりが続いている。

 それでも海の幸は、滅びへと向かう人類の足を鈍らせている。戦闘漁船が開発されてから三十年が過ぎた西暦二三四一年現在、人類は摂取しているカロリーの九割以上が海産物と言われているほど海に依存していた。これはこれで不健康なのだろうが、陸で満足に食べ物を作れないのだから仕方ない。そして海生物を捕獲する事、即ち『漁』は、素人に出来るほど簡単なものではない。熟練した漁師達の確かな腕が、人類という種の存続を担っているのだ。

 ならばその漁師達に、出鱈目な情報を提供する事は? その情報によって、万一漁船が沈められ、漁師が命を落としたなら?

 それは最早人類への反逆である。


「ってぇ事が分かってるのかしら、おっちゃーん? ん? んんー?」


 といった極めて『常識的』な話を長々ぐちぐちとしてから、『漁師』の一人であるアカネは嫌味ったらしく、怒りを隠さずに問い詰めた。

 尤も、アカネの前に居るがたいの良い男――――ショウタは、がははと豪快に笑っていたが。女子としては決して小さい方ではない筈のアカネよりも遙かに大きく立派な身体で笑われると、アカネの意気込みは簡単に吹き飛ばされてしまう。怖い、とは思わないが、歯向かう気持ちがぽきりとへし折られた気分になった。

 そうしてアカネがますますムスッとしていると、ショウタはようやく笑い声を止める。ただしその顔はニコニコと、大層楽しそうなままだった。


「いや、すまないな。嘘を吐いたつもりはないんだ。あそこの海域に居るのは三百メートル級の『カツオ』だと聞いていたんだが、まさか百五十メートル級の『カンパチ』だとはなぁ。持ってきた『カンパチ』の買い取りには色を付けておくから、それで勘弁してくれないか?」


「……まぁ、苦労した分に見合う報酬があるなら、今回は許してあげるけど」


「いやいや、本当にすまないね」


 何度も謝るショウタに、アカネは口では許しを告げていたが、その表情はあからさまに不服であった。

 ショウタは漁師御用達の情報屋である。

 彼の仕事は主に二つ。一つは漁師から『海生物』を買い取り、一般人に流通させる仲卸業。海生物自体の売り上げも当然彼の利益となるが、これは全体の収入からすれば副業みたいなもの、らしい。

 もう一つの仕事である本業は、『海生物』に関する情報の売買だ。

 漁師や一般人からの情報を集計・解析。これによりどの海域にどんな『海生物』が生息しているかを予測し、漁師に情報として売り渡すという仕事である。漁師にとって海生物の情報は文字通り生命線なため、非常に高値で取引されるもの。当然漁師は高い金を支払っているので、適当なものを掴まされたら大変怒る。

 アカネは今回、ショウタから出鱈目情報を掴まされていた。事前に聞いていた情報では、アカネ達が漁へと向かったポイントには『カツオ』が待っている筈だった。『カツオ』は海生物の中でも大型で、ベテラン向けと称される種である。しかし実際にいたのは『カンパチ』。海生物の中でもそれなりの実力を誇るものの、『カツオ』ほどの強者ではない。というより『カツオ』の餌である。

 と、強さだけなら『カツオ』の方が厄介で、『カンパチ』は簡単な相手に思える。しかし話はそう簡単なものではない。

 『カツオ』と『カンパチ』の違いは、単純な強さの差だけではない。『カツオ』は大型故に鈍足で、耐久力・攻撃力・防御力に優れている。対する『カンパチ』は耐久に劣るが、瞬間的なスピードでは『カツオ』を大きく上回る。つまり性質が全く異なるのだ。

 戦いにおいて万能なんてものはない。高度な電子機器を搭載したミサイルが海生物に敗北し、旧時代の遺産である大口径艦砲が有効だったように、物事には相性が存在する。どれほど優れたテクノロジーを用いようと、相性が悪ければ簡単に負けてしまう。

 正確な情報と、それを元にした確かな戦術が『漁』には必要なのである。間違った情報を伝えられる事は、本当に、命を落としかねないほど危険なのだ。

 だからこそ、


「で? なんであんなガセ情報を渡してきた訳?」


 何かしらの事情があるのではないか――――アカネは、そう踏んだ。ショウタの情報は質が高いと漁師界隈では語られており、薄利多売なそこらの情報屋とは訳が違う。勿論あくまでも予測なので百パーセント当たるものではないが、だとしても、『カツオ』と『カンパチ』を間違えるとは思えない。

 アカネに問われたショウタは一瞬表情を強張らせる。その顔はすぐに解れたが、先程までの快活なおじさんにはもう見えない。

 そこに居るのは、一人の『仕事人』であった。


「……お前さん達が海に出た直後に、一報が入った。本来ならすぐにでも伝えたかったんだが、陸から三百メートルも離れりゃ電磁パルスの影響で通信障害が起きるこのご時世じゃ、五分前に出ていった女の子達に危険を知らせる事も出来やしない」


「そんな事は今更言われなくても分かってるわよ。何があったの?」


「『沖』の生き物が来たらしい。それもかなりの大型の奴が」


 ショウタが伝えた言葉に、アカネは顔を顰める。ただしその反応はショウタの説明に納得がいかなかったからではない。信じたからこそ、予想される『今後』が脳裏を過り、正直な想いが顔に出てしまった。

 一般的に、陸から離れた沖合で暮らしている海生物ほど、高い戦闘力を誇っている。

 海生物出現前まで沖合という場所は、海の砂漠と呼ばれるほど栄養分の乏しい環境だった。しかし海生物出現後は状況が一変。海流の変化によって海、否、地球中の養分が沖合へ集結するように流れ込む形となっている。これにより陸から離れた沖合ほど富栄養化が進み、多数の生物が住まう世界となった。

 人類文明衰退の原因である海生物であるが、彼等は根本的には野生動物である。同種であっても異性以外は競争相手であり、別種となれば喰う喰われるの関係もあり得る。そのため彼等は自然淘汰という名の切磋琢磨を繰り返し、徐々にだが『進化』していた。

 結果、栄養分が豊富な沖では海生物同士の戦いに勝ち抜いた強者が棲み付き、人が漁を行っている陸上近海には追い立てられた弱者が棲み付いた。つまり沖の生物は、普段アカネ達が相手している海生物とは桁違いの戦闘力を有しているのである。基本的な性質は近海の海生物と沖の海生物も大差ないと言われているため、戦って勝てない事はないとされているが……普段人と接しない分情報もなく、どのような生態を有しているか分からないため非常に危険な相手だ。そもそも漁師が海生物を狩る理由は食糧として活用するためだが、未知の海生物が食べ物として利用出来るとは限らない。毒があるかも知れないし、味だって吐き気がするほど不味いかも知れないのだから。

 こうなると買い手が付くかすら怪しくなる。弾薬代や燃料代とてタダではないのだから、売れなければ赤字確定。命懸けで怪物を倒したら破産した、なんて英雄譚どころか笑い話である。余程の ― 漁場に居着いたとか ― 事情がない限り、漁師は『沖』の海生物を相手にしない。したくないのだ。

 そしてそれは近海に生息する海生物にとっても同じ。

 まともに戦えば勝ち目のない相手な上に、自分を食べるかも知れない恐ろしい敵だ。だから『沖』の海生物がやってくると、近海の海生物は普段の住処から逃げ出してしまう。これは漁師にとって傍迷惑な展開だ。何しろ「何処にどんな海生物が生息しているか」という情報が無意味になるのだから。相手との相性を重視する漁師達にとって、この時の海は極めて危険な状態である。

 幸いにして、『沖』の海生物にも弱点はある。圧倒的戦闘力と引き換えに、膨大なエネルギーを常に消費している点だ。『沖』の潤沢な栄養分があってこそ生きられる身体が、栄養分に乏しい陸上近海で維持出来る筈もない。大抵一週間もすれば、長くても一月ほどで、餓死するか餌を求めて『沖』へと帰っていく。

 よって普通の漁師が『沖』の海生物相手に取る選択肢はただ一つ――――放置である。彼等は束の間の休暇を得られたとして、のんびりと余暇を過ごすのだ。

 しかしアカネ達は普通の漁師ではない。

 ……貧乏な漁師である。


「……『沖』の生き物が来たって事は、獲物の情報なんて」


「あるにはあるが、『期限切れ』だ。分かった上で買うなら止めはしない。責任は勿論取らないがな」


「だよねぇ……うう。この前装填システムを最新型砲弾に合わせたから、ローンの支払いがあるのに……」


 間の悪い事に大きな買い物をしたばかりのアカネにとって、仕事がないのは死活問題だった。もしもローンの支払いが滞れば、『わだつみ』が借金の形に取られてしまうかも知れない。船がなくなれば漁など出来ず、漁師は廃業だ。つまり無職と化す。

 三百年前は世界で最も裕福な国の一つとされたアカネ達が済むこの列島 ― ニホンレットウと呼ぶらしい ― も、今では貧困と飢えが満ちている。生活保護や児童養護施設など数百年前に廃止された。漁しか生きる術を知らない娘二人が無職となれば、待っているのはあの世である。


「いや、ほんとなんか仕事ない? もうなんでもやるから、マジで」


「女の子がなんでもやるとか言うんじゃない……ちょっと待ってろ。確か小さなやつがあった筈だ」


 ショウタはそう言うと、近くにあった書類の山を漁り始めた。雑に山を崩していく動きに、果たしてこれで本当に見付かるのかとアカネは少し不安を覚えたが、幸いにしてショウタはすぐに一枚の書類を山から選び出す。

 アカネはショウタから紙を受け取り、目を通す。しっかりと、文言に怪しい一言が書かれていないかを念入りに確かめた。

 そして――――

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