第17話

あとは正面の警備をとっぱするだけだ。

ここからが正念場だ。


僕は覚悟を決めて正面突破しようとしたその時。


ガーッ


館内放送から父さんの声が流れてきた。


「全職員につぐ。少年を通してやれ。責任は私がとる。

繰り返す。少年を通してやれ。」



「父さん?。」


マイクの前で話す父に研究員が話しかける。

「貴重な被験体なのによろしいのですか?」



「いい。今はこれでな。どうせ居場所はわかる

当分はこれで様子を見てみよう。」

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