第15話 盈月 《えいげつ》

素の詩 Something dropped 作者 小鷹 りく

    第56話 虧月 《きげつ》


 下記詩を受けて作った詩になています。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054921997703/episodes/16816700426157864966




 笑って、笑っていいんだ。


 何かしに来るやつらがいたら、わらってやればいい。


 足をくじいたら、立ち止まって、絆創膏ばんそうこうろう。

 痛いと歩けないから、誰かの肩をかりよう。


 逃げる訳じゃい、危機の回避は当然だし、

 苦しいと思う時に、自分を鼓舞こぶする事は虚勢きょせいじゃない。


 めずらしい事じゃないし、普通だよ。


 笑って、笑って良いんだ。


 世界は勝手に動くけど、無関係じゃない。

 世界が動くには皆が必要で、君も必要なんだ。


 一人で何かを動かしている様に見える人も、

 一人じゃ大した事は出来やしない。


 君が今、そこに居る事をほこって良いんだ。

 誰にもはばかる事なんてないんだ。


 顔を上げて、背筋を伸ばして、胸を張って、腕を組んで、言ってやれ。

 私はここにいる。いるのが当然なんだ。


 あー、ありんこみたいなもんだけど、手伝うよ。

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