設定資料集ⅩⅢ-Ⅱ 作中年表2037.2.1-2037.3.6
◾︎2037.2.1
郡山奪還作戦開始。この日の戦闘で神聖帝国軍が同時多発的に小型・中型マジックジャミング装置を起動し郡山中心街以北のレーダーが一時ダウン。知花の力技でレーダー機能の一部を回復させ作戦は無事進んだ(郡山北部戦・『六分間の奇跡』)が、超強力な魔力探知の代償で四日間戦線を離脱。
なお日本軍はこの日までに郡山への半包囲を完成。
◾︎2037.2.2
日本軍、郡山市への包囲完成。
同日、市街戦準備砲撃・空爆作戦を実施。
◾︎2037.2.3
神聖帝国軍郡山方面軍のハラスメント攻撃及びトラップによって前進速度がやや遅まる。加えて北部・北西部では神聖帝国軍召喚士部隊による大規模召喚生命体攻撃が行われるも、日本軍はこれを撃破。一日で平均二キロ半前進。
◾︎2037.2.5
この日の昼前までに日本軍は郡山市街の三五%を奪還。神聖帝国軍はCT群がほぼ枯渇。エンザリアCTが払底。
ただし、日本軍も想定以上の消耗と損害を強いられていた。また作戦自体も四日遅延している。
午後三時。日本軍は神聖帝国軍物資弾薬集積地を二三式地中貫通型爆弾で爆撃。
午後四時過ぎ。日本軍は神聖帝国軍に対して降伏勧告を行う。
午後六時半。神聖帝国軍は降伏。
◾︎2037.2上旬
要監視対象帰還組、山岸の消息が不明となる。
◾︎2037.2.7
郡山の戦いの戦後処理が本格的に始まる。セルトラを始めとする司令部要員の身柄を拘束。ただし捕虜全員の収容メドがついたのは翌八日以降。
◾︎2037.2.8
七条璃佳、米原孝弘の両名がセルトラの希望により尋問が行われる。
セルトラはこの際、神聖帝国や彼の祖国を始めとする歴史や近年の状況など重要機密を話す。後にこの情報は軍上層部に広く共有されることとなる。
◾︎2037.2.14
第二戦線方面軍、この日までに富岡町まで到達。
◾︎2037.2.16
福島市への空爆作戦が実施されるも、当該地域に神聖帝国軍本国軍はおらず一万程度のCTしかいないことが確認される。マジックジャミング装置の破壊だけに留まる。本作戦は死者・負傷者ゼロの戦史上まれにみる戦いとなる。
同日、七条璃佳が米原孝弘と共にセルトラへ二度目の尋問を実施。東北方面の指揮官などの情報を聞き取る。
◾︎2037.2.18
日本軍は福島市中心街付近まで到達するも、膨大な量のトラップが仕掛けられ、水道などインフラ設備が破壊されている事が確認される。また、水道施設・水源地等に糞尿や毒物が投入されており、日本軍はこれの浄化に追われることとなる。
同日、マルトクに関する情報が孝弘にも伝えられる。
※上記対処により、日本軍は作戦がさらに五日半遅延することとなる。
◾︎2037.2.25
日本軍第二戦線方面軍はこの頃には相馬市を奪還。
◾︎2037.2.27
日本軍、宮城県南部方面奪還作戦開始。(仙台方面奪還作戦・第一段作戦の開始とされている。)
同日午前四時。孝弘達、角田盆地方面攻略部隊は強襲を開始。早々に角田盆地方面のマジックジャミング装置を破壊するも、神聖帝国軍召喚士部隊によるキラービーとキラービークイーン奇襲攻撃を受ける。
※攻撃は二波に及んで行われた。
角田盆地方面軍は全力で反撃。キラービー及びキラービークイーンを潰滅させ、神聖帝国軍の作戦意図をくじかせる。
神聖帝国軍のこの攻撃により、角田盆地方面軍は想定外の消耗を強いられた。
◾︎2037.2.28
日本軍は攻勢を強める。角田盆地方面軍は南角田付近まで進出。第一戦線方面軍は白石市街に到達。第二戦線方面軍は山元町を奪還。戦場が亘理町に移る。
なお、この時点でもマルトクの消息はほとんど掴めていない。
◾︎2037.3.3
日本軍はこの頃にはさらに前進を果たす。角田盆地方面は盆地の七割を奪還。第一戦線方面軍は白石市街を制圧。蔵王方面も間もなく奪還の状態となる。第二戦線方面軍は亘理町の八割を奪還していた。
夜、エルフィーナが七条璃佳を暗殺しようとするも、七条璃佳はこれを見破り暗殺は失敗となる。ほぼ同時刻、マルトクこと山岸が米原孝弘等を奇襲。長浜彩月が負傷する。
山岸の奇襲は失敗に終わるも、彼が自爆したことにより死傷者二六名の被害が生じる。米原孝弘と高崎水帆は爆発に巻き込まれるも幸い軽傷だった。
◾︎2037.3.4
未明。川島大輝と茜がエルフィーナを捕縛。後にエルフィーナは封印措置の上で大阪に送致されることとなる。
七条璃佳は山岸が起こした事件が帰還組全体に悪影響を及ぼす事を懸念し、自身の階級や立場と実家のコネクションを用いて先手を打つ。
◾︎2037.3.6
この日までに日本軍はさらに前進。第一段作戦は日本側の勝利が決定的となる。第一戦線方面軍は大河原・柴田方面を奪還。角田盆地方面は盆地のほぼ全域を奪還。第二戦線方面軍は亘理町のほぼ全域を奪還した。
同日、米原孝弘達前線帰還組に政府・軍の帰還組に対する当面の処遇が伝えられる。
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