作中年表Ⅳ 2037.1.1-2037.1.27

【第10章作中年表】

 ◾︎2037年1月1日

 公文書類上ではこの日が第一〇一魔法旅団戦闘団の設立日となる。ただし、実際の顔合わせはこの翌日以降。


 ◾︎2037年1月5日

 第一〇一魔法旅団戦闘団幹部連顔合わせ・ミーティングを実施。同日、特務小隊も顔合わせ及びミーティングを実施。


 ◾︎2037年1月13日

 政府内で東京への首都機能復帰が本格的に検討される。ただし万全を期して東京へ首都機能を戻すことは最低でも仙台奪還後が適当と結論づけられる。


 ◾︎2037年1月15日

 日本軍、『北関東・南東北方面奪還作戦』発動。第一戦線約六七五〇〇人、第二戦線約三二五〇〇人の計一〇〇〇〇〇人が北上開始。


 ◾︎2037年1月20日

 第一戦線は栃木県の約九割を奪還。群馬県もCTの数がほぼ無い北部地域を残して奪還。第二戦線は日立市を奪還しさらに北上。


 ◾︎同日

 第三戦線約一八一五〇人も作戦発動。

 新潟県阿賀町もしくは阿賀野市より進発。

 同日までに会津盆地北部喜多方市中心街地域及び会津坂下町中心域周辺を確保。二地点の橋頭堡構築に成功する。


 ◾︎2037年1月21日

 第三戦線本隊到着。橋頭堡からそれぞれ奪還地域の拡大を開始。ただしこの日は悪天候(強雪)により予定より前進速度は低下する。それでも会津若松市街まで喜多方市方面からの進出部隊は約一二キロ地点まで、会津坂下方面からの進出部隊は約九キロ地点まで接近した。


 ◾︎同日夕方〜翌22日早朝

 会津若松市街周辺に展開する敵部隊に対して市街地準備攻撃を実施。敵の抵抗力が低下する。


 ◾︎2037年1月22日

 孝弘がCTとの戦闘中に一部のCTがしぶとくなった事に気付く。孝弘は知花に分析を依頼。知花の分析は速やかに佐渡のいる魔法旅団戦闘団情報部に送られ簡易分析が行われる。

 後日分析されたCT強化型はCT二型と呼称されることとなる。


 ◾︎2037年1月23日

 第三戦線諸部隊は会津若松市を半包囲。神聖帝国軍部隊の一部は自爆攻撃を敢行するなど頑強な抵抗をみせるものの、午後四時には鶴が城が爆発し組織的抵抗を終えた。

 第一戦線諸部隊もこの日までには白河市を奪還し拠点化。


 ◾︎2037年1月24日

 10時20分。郡山方面から二つ首の龍、ダブルベッドドラゴン(略称DHD)が出現。加えて地上ではDHDの出現に呼応してCT群が襲来。地上部隊が応戦する。DHDについては戦闘機部隊及び西特大選抜フェアル部隊が迎撃。さらに第三戦線選抜フェアル部隊も救援に加わりこれを撃破。

 しかし日本軍側も貴重な高位能力者が七名戦線離脱し、二三名が二日間の行動低下状態に陥る。地上部隊も想定外の物資消耗も人的被害を受けた為に作戦見直し(二日の遅延)を余儀なくされる。


 ◾︎2037年1月25日

 第一戦線航空部隊の一部の戦力的損失は第二戦線担当の空母艦載機部隊が肩代わりすることが決定。海軍は今回の被害程度なら艦載機部隊で十分対応可能として、しばらくの間は艦載機部隊の一部が郡山方面への航空攻撃に参加することになる。


 ◾︎2037年1月27日

 第一戦線、前進を再開。これに合わせて第三戦線も猪苗代湖方面への進出を再開。

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