リサ&シェンフゥ(Elto 様 in ツンデレご主人様とケモミミ従者がゆく魔族討伐の百合旅)

リサ


サイズ:Ccup

特徴:ピンク色の髪をしている。肉体の成長が13歳時点で止まっている(実年齢は27歳)。スパッツを履いている


---


仙狐シェンフゥ


サイズ:リサよりは小さ目(筆者注:推定B~Ccup?)

特徴:狐耳と尻尾が生えた女性。リサの肉体的成長を止めた張本人


     ***


 また、依頼書によって異世界転移した。

 しかしこの世界、一度見たことがあるな。


 そうだ、思い出した。

 はさみの女性のおっぱいを品評した時、来た世界だ。時間が経った影響はあるものの、街の雰囲気がほぼ同じだ。間違いない。


 そして今回の依頼は、特殊だ。条件が付けられている。

 それは「二人のターゲットを、同時に品評せよ」というものだ。……これ、私がバラバラに品評したのをごまかしたらどうするつもりなんだ? 信用に関わるのでしないが。


 ピンク髪の美少女と、狐耳の女性。

 どうやら日常的に行動を共にしているようだ。この説明通りであれば、特殊条件といえど難易度は低い。

 もっとも、現実はいつだって予想外だ。そうそう上手くは……って。


 いたよ。依頼書にある二人。いちゃったよ。

 しかも何だぁ? 百合カップルみてぇないちゃつきぶりじゃあないか。こんなの介入したら八つ裂きじゃ済まねえだろ。


 だが、品評は絶対遂行だ。たとえ肉塊になろうが、いや存在自体が消し飛ぼうが、必ず行う。

 何年も昔に、おっぱいに命を懸けると誓ったのだ。そして死ぬような思いは日常茶飯事。いくら百合カップルが尊いからと言って、この程度で躊躇するほど私の心はヤワではない。


 まずはピンク髪の美少女からだ。

 おっぱいは……相対的に大きいぞ。CかD、といったところだろうか?

 短いスカートにスパッツ、機能性重視。長刀に銃器らしきものを携行しているのを見るに、戦士の類だ。


 そして狐耳の女性。

 背丈の割には小さいが、ないわけでもない。ブラジャーによる補正が無ければだが……カップはBかC、くらいか? 美少女と比較して、相対的に小さく見える。

 狐耳に尻尾、ただの人間ではなさそうだ。……モフモフしてぇ。


 どちらも露出度はそこまででもないな。

 しかしながら、どちらもかなり美貌に恵まれている。

 そんな二人が往来でイチャつく……なんと大胆だろう。


 さて、品評も完了したし、そろそろ……


「もしもし」


 おやっ?


「アナタ。何、私たちをジロジロ見てたの?」

「……間近で見るおっぱいは至高」


 みるみるうちに、美少女の顔が怒りに染まる。


「ふーん、なかなか面白い男よのう」


 だが、美女はそうでもなかったようだ。


「お主、徹頭徹尾胸にこだわりがあると見えるな」

「まさしく」

「ちょっとアンタ!?」

「いいじゃろ、ご主人。おっぱいくらい」

「よくない! 乙女の体をけがすな!」


 あっ、これマズくない?

 ほら、野太刀構えだした――


「ぶっ飛び、なさあああああああいっ!」

「ぎゃあああああああああああああぁ!」


 容赦の無い一撃が私を吹き飛ばす。

 美女の「あーあ、勿体ないことをしおって」という言葉も後の祭り。


「恒例、行事……」




 無念さを噛みしめながら、私は空高く打ち上げられた……。

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