第947話 理不尽な身勝手
「動物の気持ちって読める?」
「読めないけど少しは…」
「想像でしょ?」
「そうだね」
「無知で助かると思わない?」
「思うよ」
「やはり」
・・・
この会話の意味は?
これ。
→ 人は家畜を殺して食べている
彼らがもし、人並みに賢いとしたら・・・
→ 心底憎まれる
これは人類を「家畜」とみなす「鬼に向けた憎悪」にも匹敵するだろう。
実に理不尽な営みなのだ。
【理不尽】リフジン
1.道理を尽くさないこと。
2.道理に合わないこと。
無理無体。
英語ではこれ。
【refuse】リフューズ
原義:元へ(re)注ぐ(fuse)
1.人が断る、拒む。
2.動物が…しようとしない。
3.要求、招待など断る。
4.拒絶する。
(動詞 refusing)
鬼からの虐待を拒む人間に対し、鬼は言うだろう。
『人を家畜扱いしただと?』
『お前たちも動物を食ってる』
『DNAの違いはわずかだぞ』
事実、その通り。
人間のDNAは、99.9%共通していた! チンパンジー、ねこ、昆虫……ヒトとの遺伝子の類似性を比べてみた | Business Insider Japan https://www.businessinsider.jp/post-165064
我々も出来れば、動物を食べたくないが楽園から連れ出した鬼がこんな要求をして来たのだ。
→ 動物の犠牲を捧げよ
通常、昔の人にとっては「肉を食べる」のは贅沢であった。
神前に捧げた鹿の肉などを、分前として受け取り、「久しぶりだ」「美味いな」と舌鼓を打っていた。
それが動物の無知のお陰だと考える人は少ないだろう。
もし家畜が賢くなってしまったら、情報交換でたちまち人間を憎む存在になってしまうだろうから。
■解決は神の国にあり
創世記の最初に書かれているのだが、楽園での食物には肉が無い。
神が許可していたのは全て、果樹などの植物であり、動物は含まれていなかった。
それは人間の体質が、肉を欲していなかったからである。
楽園を引き出して支配をして来た鬼神の社会こそ、弱肉強食が当たり前になっているのだ。
それで、鬼が人に理不尽な要求をしても、結局、原因を作った鬼が糾弾されるべきなのだ。
アダムとイブの「原罪」という言葉が、「水を向けた蛇」の責任を回避させようとしている。
「蛇」は「詐欺」を行って無知なイブを騙し、アダムを引きずり込んだのであり、それを「原罪」という言葉で誤魔化している。
福音書でイエスの食卓には「魚」しか出て来ないが、それは動物の肉を食べる行為を鬼が喜ぶからに他ならない。
創造主の支配するイハトーブまでは、日本人は魚を主食としてイエスの食卓を真似ていたと思われる。
しかし、明治からその生活が狂ってしまった。
今は神の国といえども諸国民と同じ生活になっている。
これもまた、「蛇の吐いた水」の影響によるものだろう。
楽園の頃の体質に戻る日に、
「人の身勝手』も終わる。
「ライオンも藁を食べる」と書かれているのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます