第945話 晴れの舞台の夢

「実に奇妙な夢みたよ」

  「どんなの?」

「何かのパレードみたいな」

  「なんだろ」


・・・

各国の代表が出現する賑やかな催しだった。


やがて声を合わせて


「サンキュー・イーハー」

「サンキュー・シロ」

・・・

大合唱。


神の名を知らない者は、地球上に一人もいない…

そんな意味になる。


天の神のお気持ちは?

神鳴りの音とか?




 ■その日が来る?


人類は「散らすもの」からの影響を受け、これほどの一致というものが存在しなかった。


ユダの地でさえ目線は天に向いていないのだ。




(イエスの頃の崇拝指導者)

マタイによる福音書 12:24-33

しかし、パリサイ人たちは、これを聞いて言った、「この人が悪霊を追い出しているのは、まったく悪霊のかしらベルゼブルによるのだ」。 イエスは彼らの思いを見抜いて言われた、「おおよそ、内部で分れ争う国は自滅し、内わで分れ争う町や家は立ち行かない。 もしサタンがサタンを追い出すならば、それは内わで分れ争うことになる。それでは、その国はどうして立ち行けよう。 もしわたしがベルゼブルによって悪霊を追い出すとすれば、あなたがたの仲間はだれによって追い出すのであろうか。だから、彼らがあなたがたをさばく者となるであろう。 しかし、わたしが神の霊によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。 まただれでも、まず強い人を縛りあげなければ、どうして、その人の家に押し入って家財を奪い取ることができようか。縛ってから、はじめてその家を掠奪することができる。 わたしの味方でない者は、わたしに反対するものであり、わたしと共に集めない者は、散らすものである。



「集める・散らす」という言葉には「気を散らす」という意味もあるのだろう。



だから、あなたがたに言っておく。人には、その犯すすべての罪も神を汚す言葉も、ゆるされる。しかし、聖霊を汚す言葉は、ゆるされることはない。 また人の子に対して言い逆らう者は、ゆるされるであろう。しかし、聖霊に対して言い逆らう者は、この世でも、きたるべき世でも、ゆるされることはない。 木が良ければ、その実も良いとし、木が悪ければ、その実も悪いとせよ。木はその実でわかるからである。



一致を感知すると、悪霊が反応して気を散らす。


『実はこうであろう』


そうした言葉が、「木の実の正体」を教えている。


また、「聖霊に逆らうと」・「許されない」・・・この言葉の意味が知りたいが不明。


どんな現象が生じるのだろうか?


その日、ユダ族の指導を行っていたパリサイ人は、ローマが攻めて来て何かが起きたはずだが書かれていない。


「聖霊に逆らう」という言葉を洒落で理解し、「政令に逆らう」などと考えてみたのだが、依然として詳細が解らない。



エルサレムでイエスが教えた時、ニコデモのような賛同者もいたが、彼はどうなったのだろうか。


ニコデモは、イエスの言葉が飲み込めなかったというが…



ヨハネによる福音書 3:1-10

さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。 ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」 イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」 ニコデモは言った。「年をとった者が、どうして生まれることができましょう。もう一度母親の胎内に入って生まれることができるでしょうか。」 イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。 『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」 するとニコデモは、「どうして、そんなことがありえましょうか」と言った。 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことが分からないのか。



◉ニコデモ - Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%87%E3%83%A2



イエスは霊的な理解を求めていたが、ニコデモは頭での理解を試みたようだ。


つまり、「言葉に引っかかる人」であった。

(石に躓くと同義)


鳥の場合、丸呑みした食物を砂袋でジリジリ消化する。


噛み砕く必要がないので、丸呑みが出来るのだ。


「晴れの舞台」に飛翔する人々も、心が身軽なのかも知れない。


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