第929話 イヤシロチを目指す
「選民は『地』と呼ぶね」
「うん」
「なら『ケガレチ』はやだね」
「そう、『イヤシロチ』だ」
「改善ノウハウある?」
「炭とか『ウソハチ』」
「『ウソハチ』?」
・・・
『USO800』という不思議なシールの話だった。
柱に貼れば、地震の揺さぶりに家屋が強くなるという。
不思議だが、振動音も静かに変化する。
そういえばこの日本、国家として何度も地震に襲われ支配構造がガタついた。
この日本こそ「ウソハチ」が必要かも知れない。
これは柱に貼るシールと解し、「柱のような人物」に貼るべきだろうか。
「揺れなくなる」というのは、「動揺しなくなる」と解釈できるので、「鬼からの揺さぶり」にも強くなるのかも知れない。
日本の民は、「地」と表現されるので、地震国であるなしに関わらず、「ウソハチ」の研究を取り入れる価値はあるだろう。
まず、「言葉の揺さぶり」を考えてみよう。
■「言わずと知れた」の意味
イエスが登場した頃のユダヤ地方では、地震のような揺さぶりが起き、「神の名」が消滅していた。
→ YHWH
これで「神を拝め」というのだ。
「神の名は言わずに崇拝せよ」
まるで悪魔が神に成り済ますため、「地」を揺さぶったかに思える。
そこに御子イエスが登場し、サンヘドリンと衝突しながら神の名を復元した。
ヨハネ17章(名を知らせた御子)
6 わたしは、あなたが世から選んでわたしに賜わった人々に、み名をあらわしました。彼らはあなたのものでありましたが、わたしに下さいました。そして、彼らはあなたの言葉を守りました。
7 いま彼らは、わたしに賜わったものはすべて、あなたから出たものであることを知りました。
8 なぜなら、わたしはあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け、わたしがあなたから出たものであることをほんとうに知り、また、あなたがわたしをつかわされたことを信じるに至ったからです。
こうして復元された名が、再び世界から消えている。
聖書にも教会にもない。
ところが、エルサレムから脱出したイエスの信者がそれを日本に運んでいた。
しかし、その後から「赤い龍」が追ってきたから弟子は再び心が揺れ動いた。
龍は蛇に水を吐かせた。
こんな連想が出る。
「吐かせ」→ 「博士」
日本でもエルサレムで起きた識者による「撹乱」があったと思われる。
こんな言葉もある。
【言わず語らず】イハズカタラズ
言葉では言わないが、それとなく伝わるさま。暗黙のうちに。
【言わずと知れた】イハズトシレタ
言わなくとも分かっている。言うまでもない。
【言わずもがな】イハズモガナ
1.言わないほうがいい。
2.言うまでもない。
(ガナは願望を表す助詞)
「イハ」は「岩」の古語でもある。
先人は、この言い回しの中に、「イハの神」へのヒントを含めていたのかも知れない。
言葉が揺れた痕跡は、やはりエルサレムの地を揺さぶった「赤い龍」が残したものだろう。
【矢張り】ヤハリ
1.もとのまま。前と、または他と同様に。(動かさないで)そのまま。
エルサレムで起きた事柄が、日本でも起きたと思われる。
神社の名も変化する傾向。
【弥彦神社】ヤヒコジンジャ
→ いやひこじんじゃ
新潟県西蒲原郡弥彦村にある元国弊中社。祭神は天の香具山の命(あめのかぐやまのみこと)。灯籠信じが著名。越後国一宮。やひこじんじゃ。
「イヤ」が、地を癒やす。
◉【イヤシロチとケガレチ】土地の地場改良法のご提案 愛と叡智の紀州備長炭研究会 | びんちょうたんコム https://www.binchoutan.com/iyashirochi.html
四国には、「祖谷(イヤ)」という地名がある。
そこにあの剣山。
◉2023年|大歩危・祖谷・剣山の観光はココ!みんなに人気のスポットTOP30 https://recotripp.com/area/district-250
イヤシロチを目指して旅する余裕はないが、興味はある。
「地」を癒やす「イヤ」の謎は、光の時代に解けるのだろうか。
一刻も早く癒やされたい。
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