第928話 「144000人」の達成はいつ?

「『額の印』ってあるでしょ?」

  「そう、神の証印!」

「何を特定してるの?」

  「創造主との関係でしょ」

「だから名を模索したのか」

  「特定に必要だから」


・・・

「証印」は「勝因」。


鬼が私を追い回した過去を思い出す。


攻撃を受けるほど、手探りは頻繁になった。


追い詰められ、切羽詰まっていたからこそ、こうした路線に入った。


「岩ノ上」に立場を定め、やっと余裕のようなものが生まれた。




 ■名を消した者の醜悪さ


赤い龍の目的は「遮断」。

そして「断絶」。


人類と創造主の間に割り込んで、繋がりの阻止を続けている。


モーセが教わった神の名が、世界中から消されてしまった。


全世界の支配構造は、暗雲に包まれた山の頂上に思えた。


顕著な例は、イエスの敵であったユダヤ組織。


民衆はその山からの水を飲んでいるが・・・苦い。


こんな記述がある。


「天から落ちたニガヨモギの星が、水源の水を苦くした」


まともな水が欲しい人は、井戸を掘って水を確保するしかない。


「井の上」に頼るべし。




 ■欲しいのは額の証印


預言者エゼキエルの額は、神によって金剛石のように固くされていた。


意味は?


「額」が象徴しているのは、「正面看板」とでもいうべきだろうか?




黙示録14章1節:

『また、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に十四万四千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。』




インドでは、既婚女性が額に印を付けている。


これは人を相手とした正面看板。


聖書での「印」は人に見えず、「霊者」に見える。


「彼は神の名を知っている」


正しい名を知らない者は、一瞬で見破られてしまう。


イエスはよく、「耳のある者」という表現を使っていたが、それは言葉で会話が成立する人類を指す。


「聞く耳を持つ」という意味も重ねてある。


他方、鬼を含めた霊者は脳波で意思疎通する存在なので「耳」は不要。


言葉も必要ない。

「魚」がその象徴だ。


霊者が回遊してくると、まず「額の印」に注目する。


印は、「使命感」なども意味しており、鬼はそれを瞬間に読んでいるはずだ。


有名な「スケワの息子たち」がお試しで「パウロのイエス」という名を使ったが、悪霊が襲い掛かってズタボロにされた。


彼らの額に「印が無かった」という事になる。


やがて選民の中に「額の証印」を受ける者が生じる。


内訳まで示されている。


彼らの額から「使命感」も読み取れるのだろう。


選民の中に「144000人」が満ちれば「四方の風」が解き放たれて大混乱となる・・・


しかし、その時期はまだ読めない。


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