第927話 犠牲は終わった
「最後の犠牲と言えば?」
「イエス!」
「それなら犠牲って必要ないよね」
「だけど邪教では続いてる」
「あー、裏でコッソリと」
「鬼は卑怯だからね」
「詐欺師だったし」
・・・
検索してみた。
→ 最後の生贄
しかし、あまり出て来ない。
それなら・・・
→ 最後の生贄 イエス
これでわずかにヒットする。
明らかに鬼の操作が入ってる。
鬼はそれを人類の記憶から消し去りたいからだ。
「犠牲」は誰に捧げているのだろう?
創造主?
その考えは齟齬を生じさせる。
「創造主の御子」を、生贄にしてそれを創造主が受け取るというのは変だ・・・
しかもその理由は?
「人類が罪を犯したから」
こんな奇妙な図式はない。
ならばその犠牲は誰に向けたものなのか?
■世の中全てを支配する神
人類をエデンから奪取し、自分が支配する事に成功したのは、「善悪の知識の木」と呼ばれている組織だった。
いわば「サタンの輩」で構成された神の左大臣「ルシファー」の組織である。
「人類が罪を犯した」という表現は彼に都合よく整えられており、実は自分たちが蛇を通して水を向けた結果である。
蛇の働きかけが無ければ、イブは禁じられた木の実に永遠に手を出さなかっただろう。
罪は「蛇の詐欺」によって作り出されたのであって、人類は詐欺師の懐に取り込まれたというのが正しい読みである。
「人間が罪を犯した」
「創造主の禁忌を破った」
その文言で人類に罪をかぶせ、しかも「罪のための生贄」を要求するのも左大臣の組織。
その勢力は、天界の御使いの中から地上を支配する仲間が募られ、洪水前の地上に下って来ているのだ。
しかもその文明を、「悪くなった」という説明一つで全滅させている。
実際は、堕天使が勝手に行った「人類の女との結婚」があり、結果「巨人族」が生まれる。
この巨人族は頭がよく、人類を支配する長であったが、父方の堕天使の考えとは一致せず、母の側の人類に味方する政策を始めた・・・
そう考えている。
堕天使としては、自分の息子や妻が離反し、除け者にされた印象である。
短気な神々は地上を大洪水で全滅させ、扱いやすい人類を構築すべく八人の家族だけ残したとすれば・・・
■頭が良かった人類
巨人族に教育された人類は賢かった。その勢力は父(堕天使)に向けた抗議をしてばかりで扱いが難しくなったのだ。
想定ではあるが、エデンでの詐欺事件を思えば、地上の神々の考えが「詐欺師のまま」とするのが妥当だろう。
今も、人類に対して「闇の支配」を続けている。
「余計な事は教えるな」
そして人類に対する犠牲要求がどんどんエスカレートし、偽神を通した「人身御供」の要求も続いている。
「動物じゃなく、人間の子どもたちを犠牲に差し出せ」と。
嫌なら力ずくでも取る。
それは表に出せない邪悪な神の要求であり、詐欺師に騙された人類を更に甚(いた)振る悪辣な精神態度である。
戦争や事故や事件は、その多くが偽の神の生贄要求と無関係ではない。
こうした情景を観ていられない創造主は、ついに自分の子を最後の生贄として送ってくれた。
地上で神の子として生まれたイエスが凄惨な犠牲として死んだ理由も、こうした経緯からであり、「最後の生贄」とあるように、イエス以後の人類はもう「人間」の犠牲も「動物の生贄」も必要としないはずなのである。
■日本での引き継ぎ
犠牲の終わりが日本で証明されている。
古代出雲族は、ヒゼキヤ王の時代に日本に来たユダ族の子孫だ。
彼らは祭司を通し、「動物の犠牲」を捧げていた。
しかしそこに、イエスの弟子である大和の民がやって来て、教えた。
「犠牲は終わった」
「メシアが最後の犠牲となった」
これを知った出雲族は、大和朝廷に国譲りを行い、権威を移譲する。
日本の神道には、「最後の犠牲」という認識も引き継がれ、動物の犠牲も捧げていない。
※ もし日本が十部族であるなら、彼らはイエスの登場を経験しておらず、今でも犠牲を続けていただろう。
なにしろそれは、御子が介在し、創造主を相手とした約束なのである。
こうして、世の神から来る犠牲要求は創造主「イハウヘ」によらない「違反行為」と位置付けされた。
■犠牲を禁じない神は鬼
イエスの弟子たちは、メシアが残した多くの知識を出雲に渡したが、その中で最大のものが「犠牲は終わった」という大切な認識である。
その後も犠牲を要求する相手は、本物の創造主ではなく「鬼」。
神に化けた鬼は、メシアからの知識をなんとか希釈しようと「蛇の水」をぶちまけて撹乱した。
しかし、外から来た聖書の知識を補って我々が理解出来るのは、「徹底不足」だ。
鬼神からの犠牲要求が今も許されて民話などに残されている。
だからこそ、あらゆる紛争や事件や事故や天変地異に注目して分析し、「鬼神の仕業」を見破らねばならない。
「犠牲は終わった」のだ。
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