第924話 「666」は技術者か?

「今『証印』押してるね?」 

  「証印って?」

「黙示録7章の…」

  「あー」


・・・


黙示録7章(嵐の前の選別作業)

1 この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。

2 また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、

3 「わたしたちの神の僕らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。

4 わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、印をおされた者は十四万四千人であった。



「イスラエルの子ら」とあるから、日本を含めた12部族が吟味されているのだろう。


押印が完全に終わるまで、「666の時代」が続く。




 ■「その獣は666」


「獣」は、肉食獣と草食獣に分かれ、「後者」はこんな意味。


→ 使役される者


「機械」もその一つ。


但し、多重の意味があって、そのうちの一つを読む形になる。


「人間を指す」という言葉から、それが発明家(技術者)を意味するのではないかと考えた。


彼らは温厚な人々。

そして「理路整然と語る」ので「龍」のように思えるだろう。

(口が立つ)




黙示録13章(子羊の角がある)

11 わたしはまた、ほかの獣が地から上って来るのを見た。それには小羊のような角が二つあって、龍のように物を言った。

12 そして、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷がいやされた先の獣を拝ませた。

13 また、大いなるしるしを行って、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。




技術者は、ある意味で「子羊」の思いやりを備えている。


飛行機が発明され、「人々を便利な暮らしに導こう」とする意図だったが、それがやがて爆弾の雨を降らせる事になった。


そうした発想が、当初の発案者にあったわけではない。


彼は純粋に、「人の役に立つ」という動機で邁進したのだ。


現代のメディアは、こうした技術者たちの研究成果を通し、「先の獣」の像に息を吹き込んだ事になる。


「その獣」は「ラジオ」として話し始めた。


「動画の映像」もまた、「死人を再現させる」脅威の技術である。




14 さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、かつ、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じた。

15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、その獣の像が物を言うことさえできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。

16 また、小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に、その右の手あるいは額に刻印を押させ、

17 この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。この刻印は、その獣の名、または、その名の数字のことである。

18 ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。




技術の粋を集めた経済システムは、「バーコード」と呼ばれている。


これなくして、今の経済社会は成り立たない。


そのコードには「666」の数字が内包されている。


これに関しては、随分前に指摘がされていたが、「獣」が「技術者だ」という話は記憶にない。


しかし、「666」を「科学万能社会」を担う人間と考えれば、


『666は技術者か?』という問いの答えになっているかも知れない。


その時代が終わると、「神代」が来る。


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