第919話 人類は兄弟ってホント?

「人類は兄弟ってホントなの?」

  「学者も否定しないね」

「なら、戦争は兄弟喧嘩?」

  「そうなる」

「なぜ止められないんだろ?」

  「うーん」


・・・

答えは日本語にある。


→ 「赤の他人」


意味は深い。


→ 他人(赤)が『親』の振り…


これについて考えよう。




 ■深く考えない人々


キリスト教国家が心情とする聖書に、「親神は『創造主』」と書いてある。


しかし、戦争という「兄弟喧嘩」が始まる時、どの神も『止めなさい』とは言わない。


「誰が一番強いか」を確かめるまで、その喧嘩は続行される。


混乱が始まると、以下の疑問を誰も考えない。


→ 「親神」がなぜ放置する?




 ■答えを教えたイエス


「誰も考えない答え」を、メシアが教えていた。


→ 世の神の支配


創造主は支配しておらず、人類から隔離された状態。


「赤の他人」が人類を牛耳っている。



「赤の他人」という言葉が暗示するのは『他人支配』であり、実体は『赤い神の関与』である。


それが許されている理由は?


→ 人類の意思?


そうではない。

「『神』の風」が吹いているのだ。


この時期、親の神から『兄弟喧嘩を止めなさい』の一言があれば、戦争の犠牲者も発生しないのに。


しかし、犠牲を欲する「神もどき」が世を支配しているため、人類はそれぞれ「自分たちの神」に頼って『兄弟』を殺しまくる。



これが世界を支配している構図なのだ。


構図→  cause


【cause】コーズ

原義:原因、理由

1.悪い事の原因、種、元。

2.…という理由、わけ、根拠、動機。

3.主義、目標、理想、大義。



苦悩の原因も、この構図にある。


→ 「赤の他人の神」が支配


ここで「赤」が意味しているのは・・・


→ 赤い龍




黙示録12章(赤い龍の世界掌握)

3 また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。

4 その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。



『七つ』という数字が意味するのは「全世界」であり、『十本の角』に「創造主の地位」が暗示されている。


※ 「イョッド」というヘブライ語の数値は「十」・・・つまり創造主が持つ「全世界の支配権」を創造主から奪った者おり、それが「赤い龍」なのである。




 ■日本神話との関連


日本神話に登場する「草薙の剣」は、「龍の尾から出た」とされている。



◉【刀剣ワールド】草薙剣と皇室の刀剣 https://www.touken-world.jp/tips/27485/



この物語を「隠喩」と捉えるなら、聖書の謎が読めるのだ。


黙示録のヒントは「赤い龍」の「尾」が引き寄せた「三分の一」・・・


それは「堕天使」だ。


草薙の剣も「尾から出た」のだが、それが象徴するのは「天の三分の一」。


その勢力は「戦争」(武力による解決)を奨励する。


スサノオに関連付けられた精神として、日本に定着した。


アマテラスが右手に位置するイエスであるなら、「平和の君」であるはずだ。


対するスサノオは龍を成敗した人物だが、龍の尾から出た剣を破棄しなかった。


彼は左手を担うルシファーの精神(武力解決)を日本の精神として奉納した。


※ 親である「岩の神」(創造主)は不動の立場にある。それで、人類に手を差し伸べる神は「右手」と「左手」の神である。


親身になってくれる「右手」はメシアとして地上に命を落とし、召し上げられた。


他方、「左手」は「赤の他人」として、その後も人類から「犠牲」を召し上げ続けている。


結果、人類は「兄弟喧嘩」を続けて来た。


戦争が始まる時、「兄弟喧嘩を止めなさい」と言える人はいるだろうか?


いないだろう。


暴風が吹き荒れ、目も開けていられない。



『人類は兄弟ってホント』と聞かれたら「ホント」と言うしかない。


しかし、「赤の他人」という日本語が構図を教えている。


「赤い龍」が介在し、「憎み合う他人」になるのだ・・・と。


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