第906話 二重国家の大揺れか?

「日本は二重国家だったね」

  「うん、『神が二重』だし」

「でも裏読みする人は少ない」

  「ある意味、子供にもわかるよ」

「どうやって?」

  「紙を見せれば」

「あー、そうか!」


・・・

普段は「裏」を見ないので、裏読みが出来ない。


しかし、裏情報で目覚めた人は罠を踏まなくなる。


◉八咫烏とオクタゴン(八角)

共にエジプトファラオ子孫?

https://tyuuta1.com/wadai427/


日本人の顔には、明らかに「エジプト人」の雰囲気を持つ人が混じっている。


モーセと友に、エジプト脱出の集団に加わった彼らは、かなりの知識人だったのだろう。




 ■二重性に救われる時


紙の裏表と来れば、次は当然「神」の二重性であり、その配下で動く「御上」の二重性を知っておかねばならない。


古代のユダ族は、こんな二重性を経験している。


「サンヘドリン」

「御子イエス」


その時、多勢に迎合した人々は、「ユダヤの滅び」に巻き込まれてしまった。


サンヘドリン→ 消滅


エルサレムの壮麗な都は瓦礫と化し、大勢が命を落とす。


しかし、一枚目のイエスに従った少数の集団が不思議な偶然を通して逃れ出た。


正に、「ラクダが針の穴」を抜けたのだった。




 ■包囲が針の穴となった瞬間


◉エルサレム陥落の経緯

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%AC%E3%83%A0%E6%94%BB%E5%9B%B2%E6%88%A6_(70%E5%B9%B4)



ローマの司令官は交代している。


一度目は、

ウェスパシアヌス


二度目は、

ティトゥス


一度目の包囲が、ローマの圧倒的な力を見せ付けた。


ところがそれは、奇妙な形で中断した。


ウェスパシアヌスの軍勢は、なぜかわからないが理由もなく引き上げてしまったのだ。


その後、ティトゥスが戻るまでの期間、民衆の大多数は「勝ったぞ」と喜んでいた。


しかし、この事態こそ「針の穴」だと判断したイエスの弟子たちは、ラクダに荷物を積んで(?)遠方への旅立ちを敢行。


彼らが逃げ出すのを待っていたかのように、二人目の将軍が率いるローマ軍が戻り、今度は徹底した攻撃を始めたのだ。


つまり、イエスの言葉に従った弟子の集まりだけが脱出したのである。




 ■山に逃げるべき時


イエスの言葉には、もう一つの示唆がある。


「山に逃げなさい」


これはどんな意味だろう?



マタイ24章

15 預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、

16 そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。

17 屋上にいる者は、家からものを取り出そうとして下におりるな。

18 畑にいる者は、上着を取りにあとへもどるな。

19 その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。

20 あなたがたの逃げるのが、冬または安息日にならないように祈れ。

21 その時には、世の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。



明らかに、隠されたユダヤである日本に向けての言葉だ。


「荒らす憎むべき者」

とは?

「立ってはならない場所」

とは?



我々の耳には、「最高位の略奪」という話が聞こえて来る。


アメリカでは

「偽の大統領」・・・


日本では

「天皇家の実体」・・・


立ってはならない場所に、驚くほどの人物が立っていた。


そうした裏情報が耳に入ったという意味は大きい。


そして、「山に逃げ始める」という言葉の意味は、これだろう。


→ 高みの見物が出来る所


渦中に近く位置していたなら、この先、起きる激動には絶えられないだろう。


先の戦争で、聖句の成就が終わったと考えていたが、もう一つ直近の出来事にも関係するようだ。


様々な関係機関に「ローマの包囲網」が影響を及ぼす。


特に今回は、金融機関と宗教団体ではないだろうか。


裏情報を見続ける人が、「いつまでも成就しない」、「先延ばしが続いている」と言うが、それは山に逃げるための準備期間とされているのだろう。


「読者よ悟れ」


「ユダヤにいる人々」とは、古くからの宗教を守る人々が含まれるのだろう。


今回は「針の穴」を抜けるのではなく、「山」(とばっちりを受けない安全な場所)への避難が必要…と読み取れる。


つまり、「家財に戻らず」とは、過去の柵(しがらみ)を捨てるべき事。


そして、「服を取りに戻るな」とは、今まで身に着けた知識で判断しないという事。



「サンヘドリン」か「イエス」か?・・・

それが問われている。


『二重国家の大揺れ』は限りなく近いようである。


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