第901話 痕跡ゼロという証明書
「ウェブの痕跡は消えてるよ」
「神の名でしょ?」
「そう、見事にゼロ!」
「知られたら困るからね」
「ここまでやるとは」
「でも日本語に残ってる」
「すごい話だ」
・・・
世の神は、躍起になって創造主の名を消してしまった。
検索でも出ない。
しかし、「岩上」という日本語を古語で調べると出る。
→ イハ(岩)・ウヘ(上)
(YHWHの実体)
この言葉は、「聖書の記述」を根拠にしたものだ。
洒落を理解出来る者へのヒントになっている。
(「岩の上」から恵みの水)
出 17:6 さあ、わたしはあそこのホレブの岩の上で、あなたの前に立とう。あなたがその岩を打つと、岩から水が出る。民はそれを飲もう。」そこでモーセはイスラエルの長老たちの目の前で、そのとおりにした。
ホレブの山では、「後の神」がモーセにこう告げている。
→ 『岩の上』に立て
「モーセの立場」が「岩の上」に定められた。
(出33:21)
(岩の上に立ったモーセ)
出 33:21 また主は仰せられた。「見よ。わたしのかたわらに一つの場所がある。あなたは岩の上に立て。
出 33:22 わたしの栄光が通り過ぎるときには、わたしはあなたを岩の裂け目に入れ、わたしが通り過ぎるまで、この手であなたをおおっておこう。
出 33:23 わたしが手をのけたら、あなたはわたしのうしろを見るであろうが、わたしの顔は決して見られない。」
ホレブでのモーセは、「後の神との契約」を結んだ形になる。
つまり、契約の神は「岩の上」であり「砂の上」ではない。
聖句で表現すると・・・
申 5:2 私たちの神、【岩の上】は、ホレブで私たちと契約を結ばれた。
イエスの教えにもある。
→ 岩の上に建てた家
(それは盤石)
マタイ7章24〜29
こうして、我々日本人だけが「『岩の上』との契約」を確認出来るのだ。
この都合の悪い「創造主の名」を、「世の神」が徹底して消し去り、自分の配下には「砂の民」を置いた。
モーセは後日、二つの神の違いに気付いたようである。
以下は「偽の神に気をつけろ」という意味だ。
(姿の見えない「主」に注意)
申 4:10 あなたがホレブで、あなたの神、『主』の前に立った日に、『主』は私に仰せられた。「民をわたしのもとに集めよ。わたしは彼らにわたしのことばを聞かせよう。それによって彼らが地上に生きている日の間、わたしを恐れることを学び、また彼らがその子どもたちに教えることができるように。」
4:11 そこであなたがたは近づいて来て、山のふもとに立った。山は激しく燃え立ち、火は中天に達し、雲と暗やみの暗黒とがあった。
4:12 『主』は火の中から、あなたがたに語られた。あなたがたはことばの声を聞いたが、御姿は見なかった。御声だけであった。
4:13 主はご自分の契約をあなたがたに告げて、それを行うように命じられた。十のことばである。主はそれを二枚の石の板に書きしるされた。
4:14 『主』は、そのとき、あなたがたにおきてと定めとを教えるように、私に命じられた。あなたがたが、渡って行って、所有しようとしている地で、それらを行うためであった。
4:15
あなたがたは十分に気をつけなさい。『主』がホレブで火の中からあなたがたに話しかけられた日に、あなたがたは何の姿も見なかったからである。
「神の姿が見えない」
「気をつけよ」
この表現により、モーセは「火の中の神が偽神だった」と教えているわけだ。
当事者であるからこそ、その感触を一番よく感じ取れたのだろう。
そして日本人は、「痕跡ゼロという証明書」を偽神から受け取っている。
「『岩の上』こそ本物の神である」というのは、もはや明白ではないだろうか。
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