第891話 人間操縦の話

「『愚民政策』ってあるね」

  「今もやってるよ」

「例えば?」

  「スポーツ、演劇、趣味」

「ゲームなんかも?」

  「そうだね」

「愚民にされたくないな」


・・・

人が賢くあれば、支配者には面倒。


ところが、愚民は扱いやすい。


「愚民政策」と引くと、まずこれが浮かぶ。


(内容は少し違っている)



◉由らしむべし知らしむべからず(よらしむべししらしむべからず)とは? 意味や使い方 - コトバンク https://kotobank.jp/word/%E7%94%B1%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%80%E3%81%B9%E3%81%97%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%80%E3%81%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%9A-655190



支配者は常に、本物の愚民を求めている。


群衆が愚民だと支配は「楽」。

しかし、考える人はいる。



愚民政策に抗う(青空学園) http://aozoragakuen.sakura.ne.jp/aozoran/rigakuka/node4.html



通常は哲学的分野に任されている。

確かに、鬼を論じる我々は特殊なのだ。


聖書の知識を得て、考えるしか無くなった人種なのである。


道は戻せない。




 ■鬼が考える事


聖書で「霊的生命体」を知ってしまうと、「神」への疑問が生じて来る。


神は善意の存在じゃないのか?


イエスは確かに、悪霊だけでなく、符丁を通して「悪意の神」も教えている。


(福音書は裏読みが必要)


常に、当時の支配層と衝突していたイエスは、背後の鬼を教えていない。


※ もしはっきりさせると、福音書そのものが消されてしまい、後世に伝わらなくなる。


イエスが鬼に言及していなくても、「鬼が支配者の背後にいる」とすれば、そうした鬼たちの思考回路を知っておく必要がある。


こうだ。


→ 何かに夢中にさせておけ


理由は?


「愚民」を量産し、支配を楽にする・・・

それだけではない。


民衆を自分に引き付けておかないと、「天からの干渉」を遮断できないのだ。


「見ろ、我々を気に入ってる」

「従っている」

「全てを受け入れている」

「手出しをするな」


このために使われる手法としては・・・


1.日々の享楽・快楽

2.欲望の充足

3.神への敬意の教育


人は常に、熱意を向けるターゲットを欲している。


それを満足させる手法は、

例えば


→ 苦行


鬼は、苦痛によって悟りを開こうという探究心も刺激するのだ。


それ以外にもこれがある。


→ はぐらかし


進化論や無神論である。


「宗教は愚かだ」


教育者やメディアがその手先。



こうして、人の知力を満足させつつ、神の振りをする自分に引き付け、または神の世界を退けさせたりする。


人は、「考える葦」であり、「知力回転」が欲望の一つでもあるためだ。



日々邁進している我々は、鬼の手に乗らない。


こんな目的があるのだから。


→ 人生を徒労に終わらせない


だから、「鬼の人間操縦」の話をこれからも掘り下げて行こうと思っている。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る