第876話 「重の民」のチューニング

「日本語って敬語を重ねるよね」

  「例えば?」

「こいねがい上げ奉りまする」

  「歌舞伎か」


・・・

歌舞伎の表現で特徴的なのは

この口上…


→ 「隅から隅まで ずずずい~っと希い(こいねがい)上げ奉りまする」



歌舞伎用語案内 https://enmokudb.kabuki.ne.jp/phraseology/3322/


「おんねがいあげたてまつりまする」


というのもあり。


※ 敬語に敬語を重ねるのが、

重(jew)の民。



これで何が判るかと言うと、

神の名もそのように扱われているという話だ。


→ YHWH


諸外国では、シンプルに話すので、テトラグラマトンの全てを神の名であると考えてしまう。


しかし実は、「丁寧表現」を二重に重ねている。


イ(神の名)

ハー(敬称付加)

ウヘー(「上」という敬称)


「イ・ハー」という言葉が

「岩」という物質名に重なり、

それを聖書に記載している。


「岩なる神様」(イハウヘ)


このヒントは、日本の感性でなければ受け取れない。


「我らは特別な民だぞ」

  「重々承知」


こうして、符丁の中に「特別な境遇」が含めてあり、それを再確認していた。


重ね重ねの丁寧表現に慣れ親しんだ民であって、神の側もその表現に親しんでいた。




 ■訛を是正する


古い時代のヘブライ語に手掛かりを探して見るが、いつも困難に直面する。


民謡に残るヘブライ語から、その辺りを考えた。


→ ヤーレンソーラン


ソーラン節 歌詞の意味 北海道民謡 ニシン https://www.worldfolksong.com/sp/songbook/japan/solan.htm



資料より:

例えば、『ソーラン節』の「ヤーレン」は、ヘブライ語で「喜び歌う」の意味を持ち、「ソーラン」は「独りで歌う者」、「チョイ」は「行進する」、「ヤサエ・エンヤン」は「ノ」は「願う」、「ドコイショ」は「神の力で押しのける」などの意味を持ち、全部合わせると、『ソーラン節』は約束の地を目指すユダヤ人による神に祈りを捧げる歌と解釈できるようだ。


(引用感謝)



ここで先頭の「ヤーレン」は「神の名」と分析している。


この発音にも訛が入っているので、復元すると…


実際は


→ イハレン・ソーラン

  (私見)


※ 通常の資料では「ヤー」を神の名としている。



別の資料:

北海道民謡「ソーラン節」の歌詞と意味 – 日本とユダヤのハーモニー&古代史の研究 https://www.historyjp.com/article/526/



以下資料より:

繰り返し唄われる「ヤーレン」の歌詞に注目してみましょう。ヘブライ語には「歌う」「喜ぶ」を意味するרן (ran/ren, ラン/レン) という言葉があります。そこに神の「ヤ」を接頭語として付けると、יה רן(yahren、ヤーレン) となり、「神を歌う」「神に喜び歌う」という意味になります。


(引用感謝)



つまり、神の名は常に「消そう」「置き換えよう」という鬼からの圧力を受けて来たが、「ヤー」がその中心部分である。


祈りのチャンネルに相当する「神の名」がズレてしまうと、選民の祈りも通じなくなり、


「別の神」に繋がってしまうだろう。


平和や安全や豊潤を願いながら、それが無視されて来た過去の歴史は、その辺りを教えている。


ならば、せっかくの丁寧表現を保っている「重の民」には

「チューニング」が必要ではないだろうか?


これを真剣に、何度でも考えよう。


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