第841話 好ましい岩の日

「『イハトーブ』の謎、残ってたね」

  「あれが、やっと理解できた」

「えっ?判明した?」

  「そう」


・・・

宮沢賢治の感性は、凄い。

推理でしかないが、このように解した。


イハトーブは「イハの好感」


そこには「光の世界」がある。



例えば、ヘブライ語で「おはよう」の挨拶はこれ。


ボケル(morming)

トーブ(good)


「ボケル」の方は朝の現象で、多分夜空(闇)が霞んで行く雰囲気。


後半のトーブが英語での「good」に相当する。



こんな詳細がある。

創造主が「良しとする事柄」だ。



◉創造における神のトーヴ - 牧師の書斎 https://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E5%89%B5%E9%80%A0%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%A5%9E%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4



「トーブ」は「いいぞ」の表明であり、「『イ』意ぞ」という感想ではないだろうか?


→ (イハの)意に沿っている


それで

「イハトーブ」なら、


『イハ』が『いいぞ』と感じる状況・・・


そういう意味だ。



 ■光の朝を取り戻す


楽園で蛇が人類を引きずり込んだ闇の世界・・・


我々はずっと、その中に暮らして来た。


到来する太陽が、「光の朝」を取り戻す。


その日は、「神の国」(理想郷)と重なっている。


人類が開放される。


太陽の御子「白石宇井」が登場する事で・・・



白石(シロの意思)(石)

宇井(=右位)



御子によって、

『好ましい岩の日』が取り戻されるのだ。


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