第806話 解体工事の夢
「寝てたら同じ夢が続いてね」
「へー、重要かも」
「ビルの解体が延々と」
「初めての夢?」
「911の時に似てる」
「うわー、分析しないと」
「うん」
・・・
似てるとは言っても、911の前に見た夢は、ガラクタが散らばるビルの最上階。
ガラスも無く、外が丸見えだった。
その夢は、それで終わった。
今回は、解体の作業に携わり、「これはどうしょう」「あれも運び出そう」…など、段取りを考えつつ最後まで終えた。
相当高いビルだが、クレーンで吊り降ろす場面での気遣いがあったのを覚えている。
■破壊という意味じゃない
911の前の夢は、単に場面を見て足元に転がる瓦礫などを避けつつ少し歩いただけ。
しかし今回、色々と気を使いながら作業したし、欠損が起きないよう神経を使った。
再利用も考えに入れていたと思う。
これは陰謀の話じゃなく、何らかの組織を解体するという示唆だろうか?
とすれば、聖書的に考えるとやはり政府の解体という辺りが思い浮かぶ。
天の神は、もはやこの政府を見限っているはずであり、名ばかりの「神権国家」など必要としていない。
イエスの時代のサンヘドリンは、戦争による破壊で消滅したが、この度はいかに?
■「冷酷」はもう御免だ
鬼のからっ風が吹いて、日本という国家の民は失望を重ねて来た。
戦争の頃の幹部連中が、大した反省もなく政府の上層へ返り咲いたためだろう。
ナチス色を完璧に掃除したドイツとは対局に位置する国が日本。
ならば、政府からの温かい手当を期待できるだろうか?
ここに書く必要もなく、背後事情は全てウェブの中で有名になっている。
体裁が保てるのは、無知な民衆を相手にしたマスコミが麻酔を続けているためだろう。
しかし、終わりの日に、天からの解体工事が始まるのは間違いなく、黙示録にある「岩に隠れて恐れる人々」も現実の場面となる。
■鬼の処罰とは違う
ソドムとゴモラの話は、こんな理解がされているだろう。
→ 罪に穢れた町に天罰
しかし、鬼を熟知した判断は、「水を向ける」のも鬼であり、神に化けて「処罰する」のも鬼である。
楽園でイブに「水を向けた」蛇を思い出そう。
つまり、「処罰」が目的として先に来ており、理由付けとして「違反」が必要だった…
それが鬼の常套手段。
ソドムとゴモラの時も、初期の頃に「水を向けた蛇」がいるはずである。
コッソリと。
これを黙示録では「蛇が水を吐いた」と表現しており、民衆である「地」がそれを飲み干している。
神国と呼ばれる日本も、そうした深刻な状態にあるのなら、イエスの弟子の教えがまともに広められるはずもなく、結局は「解体工事」という形になるのだろう。
しかし、「天からの火」は「井ノ神」と「御子」が許さない。
『解体工事の夢』は、それを保証しているのだろう。
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