第779話 理論武装が足りなかった!
「アダムとイブの弱点は?」
「羞恥心!」
「その象徴は?」
「いちじく」
「すると、羞恥心の組織って…」
「いちじく組織だね」
「あっ!」
・・・
天からの声が、聞こえた気がした。
『そんな事では鬼に負けるぞ』
…こう解釈出来た。
「『理論武装』が足りない」
「いちじく」が象徴しているのは、こんな行為。
(恥ずかしいから)
「逃げ隠れする」
これこそ、「いちじく組織」の特徴である。
■モドキのぶどうを見分ける
例えば、恥ずかしい話題を口にしないで「逃げる」。
「清潔」を勘違いしているのが、パリサイ人であった。
作法と清潔は違うのだ。
弟子にも勘違いの傾向があったので、イエスは正している。
マタイ15章(作法 と 清潔)
16 イエスは言われた、「あなたがたも、まだわからないのか。
17 口にはいってくるものは、みな腹の中にはいり、そして、外に出て行くことを知らないのか。
18 しかし、口から出て行くものは、心の中から出てくるのであって、それが人を汚すのである。
19 というのは、悪い思い、すなわち、殺人、姦淫、不品行、盗み、偽証、誹りは、心の中から出てくるのであって、
20 これらのものが人を汚すのである。しかし、洗わない手で食事することは、人を汚すのではない」。
精神的汚染の満ちた組織が「作法」に拘っている。
これで、鬼と戦おうというのが無理な話なのである。
「男女問題」とかの話題も、作法として避けている(跨いで通る)組織が「いちじく」組織。
※ 「花」を実の内側に隠している。(→ 無花果)
そうした「隠蔽」が作法となった組織こそ、パリサイ人の樹木であり、イエスの名を掲げていても、また『ぶどう』だと言い張っても、実は「いちじく組織」だったのだ。
当然、鬼組織は人類の弱点となった「恥の思い」を突いて攻撃を掛ける。
→ 隠すから→ 攻撃される
「話題」にしただけで「悪」のレッテルを貼られ、鬼の標的とされる。
(こうして弱点を抱えてしまう)
「無花果」にとって、男性シンボル(実は神の性器)を祀っている神社などは「論外」だろう。
マリアが処女でイエスを産んだ不思議を話題にも出来ない。
(鬼はその弱点を突きに来る)
※ イエスの弟子たちは、処女懐胎の謎を御子に教わり、真剣に考えたはずだ。そして日本の先人は「処女受胎のシンボル」を拝まずにはいられなくなったのだろう。
そんな話題をいきなり子供に聞かれたら、誤魔化してしまうのが多数の大人かも知れない。
それは、鬼による「いちじく組織」への攻撃に負けた形となるが、世の殆どのキリスト教やその他の組織がこうした弱点のカバーをしていない。
これでは、鬼に勝てるはずもない。
※ 真剣に向き合う者にだけ、天からの答えがあるはず。
日本には、子供のような精神を保つ「いちじく前の組織」があり、神話にも平気でその話題を記している。
彼らの兵器は→ 平気
鬼と戦おうとする人々は、この点で『理論武装が足りなかった』。
鬼が突いても武装があれば、平気でこう返す。
「何を慌てるのか?」
「『当たり前』の話だろう」…と。
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