第756話 世界が立場替えをする日

「夢の中で鬼祓いしてた」

  「へー、どうなった?」

「集団が徐々に立場を変えてね」

  「なるほど」

「最後は全員、井ノ神の側に」

  「大成功!」

「そう」


・・・

『地球全土がそうなる』


…言い過ぎだろうか?


人類が一致して『井ノ神』に立場を変える…となれば、夢のような話である。




 ■モドキの盾が崩壊する


御子が率いる天軍は、人類を岩ノ上に立たせて救いたい。


しかし、

「人類(全体)の意思を尊重してやれ」という「モドキの思いやり」を盾に、天軍の動きを牽制してきたのが世の神だ。


彼は、大多数が「ヤー(夜の神)」を『創造主』だと思っている現状では人類支配を諦めていないだろう。


であれば人類は、「立場替え」の強い意志を打ち出さねばならない。


→ 「我々は『イ』の民だ」


そこまではっきり表明する人類を、「『ヤ』に戻れ」(夜に帰ってこい)と言えるはずもない。


やがて、目覚めた人類が正常心を発揮するのだろう。


『世界が立場替えをする日』は近い。


夢は、そう教えていたのではないだろうか。


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