第736話 「鏡」の反射

「鬼は姿が見えないね」

  「そう、だからオンニ」

「隠密の『隠』か」

  「いつも闇へ逃げる」

「『鏡』の反射もなし?」

  「投網の選別でしょ」

「あー、そうだった」

  「人は鏡で決まるよ」

「行いが反射するんだっけ?」

  「そうそう」


・・・

天の神は、鬼を「魚」としている。


だから、「投網」で捕らえて選別し処分する。


人の場合は違っている。

「反射」が帰るのだ。


行いに応じて。




 ■温情抜きの正義は無い


官僚組織の勘違いは、

「冷徹こそ正義」というもの。


しかしそれは、「鬼の正義」である。


人間なら、『罪人』と呼ばれている人々にも、温情を忘れる事は出来ない。



政府は「福祉」と「取り締まり」を別物と考え、縦割り行政を続けている。


しかし、福音書の聖句は、「四角四面の切り分け」を推奨していない。


温情無用の人など存在しない…という意味だ。


特に交通警察は、

庶民を絞り、吸い取るだけ吸い取るカモのように考えている・・・


天から、そう見られているだろう。


(但しこれは予想なので、全国から正直な意見聴取も必要であり、それは夜明けに見えてくるはずだ。)




 ■夜明けに起きる事



マタイ25章(上層部も選別対象)

31 人の子が栄光の中にすべての御使たちを従えて来るとき、彼はその栄光の座につくであろう。

32 そして、すべての国民をその前に集めて、羊飼が羊とやぎとを分けるように、彼らをより分け、

33 羊を右に、やぎを左におくであろう。

34 そのとき、王は右にいる人々に言うであろう、『わたしの父に祝福された人たちよ、さあ、世の初めからあなたがたのために用意されている御国を受けつぎなさい。

35 あなたがたは、わたしが空腹のときに食べさせ、かわいていたときに飲ませ、旅人であったときに宿を貸し、

36 裸であったときに着せ、病気のときに見舞い、獄にいたときに尋ねてくれたからである』。

37 そのとき、正しい者たちは答えて言うであろう、『主よ、いつ、わたしたちは、あなたが空腹であるのを見て食物をめぐみ、かわいているのを見て飲ませましたか。

38 いつあなたが旅人であるのを見て宿を貸し、裸なのを見て着せましたか。

39 また、いつあなたが病気をし、獄にいるのを見て、あなたの所に参りましたか』。

40 すると、王は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。



主人は、「福祉」や「法の取り締まり」を区分して話をしていない。


「温情」か?「冷酷」か?


それが内容である。




41 それから、左にいる人々にも言うであろう、『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の火にはいってしまえ。

42 あなたがたは、わたしが空腹のときに食べさせず、かわいていたときに飲ませず、

43 旅人であったときに宿を貸さず、裸であったときに着せず、また病気のときや、獄にいたときに、わたしを尋ねてくれなかったからである』。

44 そのとき、彼らもまた答えて言うであろう、『主よ、いつ、あなたが空腹であり、かわいておられ、旅人であり、裸であり、病気であり、獄におられたのを見て、わたしたちはお世話をしませんでしたか』。

45 そのとき、彼は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。これらの最も小さい者のひとりにしなかったのは、すなわち、わたしにしなかったのである』。

46 そして彼らは永遠の刑罰を受け、正しい者は永遠の生命に入るであろう」。




法律家の勘違いは、「違反者」に関する部分にある。


違反者とは「温情に値しない」区分なのだろうか?



憲法は、どんな人の人権も保証している。


それを無視していれば、天からの評価は期待できない。



この先、『鏡の反射』がどうなるかを注目したいと思っている。


答えはそこにある。


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