第698話 神の名はなぜ単純なのか?

「チョット聞きたい」

  「なん?」

「神の名は『イ』でしょ?」

  「そう!」

「なぜ単純なの?」


・・・

大人の頭で考えると、

難しい漢字が並んでいる方が

→ 有り難く感じる


ところがイエスは、こう教えた。


「子供のようであれ」


イエスの救いは、大人を対象に絞ったものではない。


むしろ、子供を救うから羊飼いなのだ。


神の名が複雑怪奇であったなら、子供はどうして覚えられるだろう?




 ■鬼もそれを知っている


耳を持たない鬼は、「脳波」で通信している。


人に向かって来る時も、まず頭の中を読んでいるのだ。


この時、人の頭に「理解があるか」を確かめている。


神の名は→ ?


普段、その人が「イロハ」という言葉を使っていたとしても、神の名がイロハの『イ』と理解しているかどうかが重要。


理解を読み取るわけだ。


もしそこに、「理解」があれば…


神の名は→ イ


それこそが「光」。



逆に、自分の名に「イ」の文字があったとしても、「理解」が無いなら頭は真っ暗。


こうした相手には、遠慮なく攻撃して来る。



つまり、子供でも『羊仲間』に入れるよう、神の名は「単純」なのである。


物心ついた子供が、「いの一番」に知るべきは、「神の名」である。


どんな子供でも、「イ」を覚える事は出来るだろう。


そして、頭の中の神棚にそれを嵌め込む事も・・・



『神の名はなぜ単純なのか?』


それは羊が守られるためである。


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