第697話 後釜の世を脱す

「世界がなにか変ったね」

  「そうね、感じるよ」

「主因は?」

  「『後釜』から脱した」

「あとかま?」


・・・

【後釜】(アトカマ)

1.前任者の代わりに着く人。

2.後妻。



「後カマ」と読めば、英語に繋がる。


→ 「後・comer」



【comer】カマー

1.来る人。

2.将来有望な人。

3.来る、到着、来た人。



日本語は訛って「あとがま」となっているが、

本来は「後カマー」だったのだろう。




 ■「後釜」は二枚目の主


弟子の半分は、『墓の前の主』を『イエスの復活』と思い込んで従った。


実は、鬼が放った「後任者」である。


世界は、その後釜の器に入り、未曾有の争いを通過する。


→ ローマとの戦争

 (エルサレム壊滅)


その後も、


平和の使者であるはずのキリスト教徒が、「十字軍」を形勢して血を流す。


「血みどろのイエス像」を定着させてしまった。


近代にも、キリスト教国家は「好戦的」という歴史を刻んでおり、「奴隷貿易」がイエスの名を踏みにじった。


しかし、「終わりの日」には「後釜」の影響は消える。


イザヤは「平和な世界」を予言している。



イザヤ 2 章

1 アモツの子イザヤがユダとエルサレムについて示された言葉。

2 終りの日に次のことが起る。主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち、もろもろの峰よりも高くそびえ、すべて国はこれに流れてき、

3 多くの民は来て言う、「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう」と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。

4 彼はもろもろの国のあいだにさばきを行い、多くの民のために仲裁に立たれる。こうして彼らはそのつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかって、つるぎをあげず、彼らはもはや戦いのことを学ばない。

5 ヤコブの家よ、さあ、われわれは主の光に歩もう。



世界中が、臨戦態勢から離脱する事に同意している。


危機を煽り、巨額な軍事費用で儲けた戦争屋は、退場する。


我々には、『後釜の世を脱す』喜びを、味わう日が来るのだ。


ヤコブの家は光を受け、

モドキの家は闇を受ける。


2022年は、やはり、二重回廊の通過を教えていた。


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