第693話 鬼の『カクラン』
「鬼の『カクラン』が酷いね」
「そう、『的』にされた」
「神国だから?」
「結局そうだよ」
「でも、我らの味方は?」
「『鏡』のイエス」
「何が起きるの?」
・・・
『撹乱』には『霍乱』。
鬼も無事では済まない。
【撹乱】カクラン
(こうらん)
かき乱すこと。
【霍乱】カクラン
日射病。
「鬼の霍乱」
どうなるのだろう?
■鬼の論理が破綻する
日本は「ヘブライ語」を使っているから、「十部族」とされている。
だから彼らは
→ 「イエスを知らない」
そう考えると迷路に入る。
日本の先人が
「イエスに交わった」という考えなら、あらゆる疑問が氷解する。
証拠の一つが、「言語」。
→ コイネー(ギリシャ語)
なぜそれが、日本にあるのか?
日本の先人が「イエスの時代のユダヤ地方に暮らした」・・・
これが一番、手短かな答えである。
鬼は、こうした証拠を消したいから、十部族の言語としての「ヘブライ語」を優位に取り立てる。
こうして、「自分たちの選民」を『ユダ族』として世界に示す。
日本を「十部族」と定義するのは、そのためだ。
日本に『ユダ族』の面影があっては困るからである。
そこで、日本語がコイネーである証拠は、徹底して排除・撹乱された。
■恐怖に凍りついた先人たち
思い出の土地から日本に向かった先人たちは、「赤い龍」の追跡を恐れていた。
『正体を隠せ!』
こうして日本は、「謎の国」となった。
ところが、「川守田」博士などの指摘から、日本民謡に多数のヘブライ語が混じっている理由が注目されるようになる。
それは、「出雲の文化」に由来する。
イエス以前のユダヤ地方では、確かにヘブライ語が流布していた。
それが、預言者イザヤと共に、日本に運ばれたのは、相当古代の話である。
その後、出雲全盛の頃には、全土がヘブライ語を使っていただろう。
その名残が民謡のお囃子として残されている。
しかし今→ 意味不明
古代出雲が使った言葉は落ち葉の深層なのだ。
掘れば出てくるお囃子の場合、現代人に通じない。
※ 勿論、調査には意味があるが、これに没頭しても報われない。
ヘブライ語は、イエスより前のユダ族が日本に持ち込んだ言語なのだ。
→ 古代ヘブライ語(イザヤの頃)
しかし、
イエスが来て、ユダ族に教えた時代の標準語は…
→ コイネーギリシャ語
これを知られないよう、鬼は日本のヘブライ語を強調した…
『コイネーに注意を向けるな』
しかし最近、「カタカナ英語」からでさえ「一致」が読み取れる。
シャット・ダウン→ 遮断
ドーン→ 半ドン
ショット・シーン→ 写真
イーチ・ロード→ 一路
パック→ 泊(旅館)
モーン→ 悶々
ハブ→ 波浮(hub)の港
トーン→ トントン(拍子)
トーン・チャック→ 頓着
・・・
※ 「頓着」は「貪着」の転とされるが、恐らく別の語が混じっている。
「頓着しない」
(物事を気にしない)
周囲の迷惑も気にせず、どんどん突き進む場合の表現だ。
(「トーン・チャク」が無い)
「トンでもない」という表現などから、
「トーン」は色調、(人間性・傾向)として使われているようなので、残る「チャク」を調べてみる。
【chuck】チャック
1.捨てる、投げる。
2.断念する、やめる。
例えば、
「口にチャックしろ」
(余計な事言うな)
これは現代人に通じる。
「古代なら口に躇(ちゃく)しろ」・・・だろうか。
これは「着々」の意味とはまるで逆である。
日本に『チュ』という発音もあるらしく、浮かぶのは…
「中断」・「中止」
「中」という文字や
「躊躇」の「躊」が当てられて、混乱している。
また推理に過ぎないが、
躊躇の『躊』(ちゅう)は多分…
チューズ
shoose(選び取る)
「躇」(ちょ)は、先程「チャク」で考えたが…
チョイス
choice(選択)
→ 「ちょいとお前さん」
つまり「選ぶ」場合であり、
「躊躇」は、「言葉を選ぶ」という意味に加え「選択に迷っている」状態。
これに、「chuck」の「チュ」(捨てる)という発音が混入する事で、正反対の意味を兼ね備える形になった。
(私見)
【躊躇】チュウチョ
1.決心がつかず、グズグズすること。
2.物事に動じないでゆったりしていること。
こうした撹乱の背後に、
鬼の存在が見え隠れしている。
■鬼の撹乱への復讐
鏡の神(御子)が来ると、
反射が始まる。
(今までの報復)
→ 鬼に向けて「霍乱」
あらゆる辻褄が合わなくなるだろう。
「鬼の『霍乱』」を、楽しみに待とう。
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