第678話 情報発信の夢

「今回、はっきりした夢でね」

  「お、どんな?」

「あるオフィスで管理職だった」

  「なるほど」

「新参の女性に色々説明」

  「うん」

「そこで驚いた」


・・・

この驚きは、テクノロジー。


各部屋を訪ねて説明していたが、アジア系の技術者が二人入って来た。


彼らは自分の持つハイテク機器の凄さを強調している。


「これワガシャのジマンです」


情報発信の、映像処理用マシンを見せてくれる。


細かな機能が、凄いのなんの。

技術畑の私も驚嘆。


彼らは、何とかアピールしたいのだ。


その会話中に、ミツハシトという部屋のボスが入って来た。


彼は、めちゃくちゃ忙しいので、それぞれが時間の奪い合い。


目が覚めた。

そして思った。


「日本もこれほど忙しくなる」




 ■アジアのボスとして


「日本はユダ族」という話。

それが世界に知れ渡る。


たちどころに、世界からの賓客がどっと押し寄せる。


『我も』…『我も』…


経済の停滞など、起こしている暇もない。


海外のお客さんは、日本文化に触れたいし、お土産を友人たちに持ち帰りたい。


出来れば、逸話付きで・・・


みんな、目の色が変っているのだ。


国内は大忙しだが、気休めで海外に出た日本人も質問攻め。


「アナタニホンネ?」

  「えっ?」


何故か皆、日本語を学んでいるからカタコトで通じる。


いわゆる『置換神学』の中心に日本が位置している。



置換神学 | 聖書入門.com https://seishonyumon.com/glossary/%E7%BD%AE%E6%8F%9B%E7%A5%9E%E5%AD%A6/



キリスト以後、二千年の闇だった世界が光を見たショックで、それほど大きな反動が起きるのだ。



「分厚い服を着るんだよ」

  「服ってどこなの?」

「ほらここだ」

「イエスの子供たち」


・・・

「情報発信の夢」が、私に寝言を言わせている。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る