第672話 『断片蛙』の夢

「なんか『すごい夢』見てね」

  「おお!どんな?」

「大きな蛙の切れ端を拾って」

  「死んだ蛙?」

「じゃなく、鳴き始めた」

  「切れ端なのに生きてるの?」

「そう!」


・・・

現場は、広大な解体業者の敷地内。


仲間が共にいたが、彼は仕事上の損失で頭を抱えていた。


しかし、ある場所に来ると、落ちていた『大きな蛙の破片』を大事そうに拾い上げた。


「そんなのどうするの?」


仲間は言った。


  「これで埋め合わせするよ」



『蛙の断片』には、頭がある。


私が手に取ると突如、口を開いて鳴き始めた。


ここで目が覚めたのだ。




 ■『蛙の歌』の時代


今までずっと、こう思ってた。


「黙示録の蛙は未来に出現する」。


しかし、夢の直後「あっ」と思った。


→ 我々は『カエルの歌』の時代にいた



つまり、イエスの墓の前に『二枚目』が出現したのをきっかけとして、


『夜の畑』に蛙が鳴き始めたのだ。


我々は二千年以上も続く『蛙の歌』を『断片的』に聞かされ続けたのだった。



黙示録16章

12 第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。

13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。

14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。



◉我々は歴史の断片にいる。

知っているのは「蛙の歌」の一部に過ぎなかった。


「井の中の蛙」は『一枚目』であり、『二枚目』がその地位を奪った。


※ この蛙はあちこちの畑で鳴きまくってきた。


その終盤に、一枚目イエスが来ているはずだ。




15 (見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)

16 三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。



「ハルマゲドン」という言葉の意味は…


ハル・メギド(破壊者の山場)だが、

それはもう来ている事になる。




17 第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。

18 すると、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが起り、また激しい地震があった。それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほどに激しい地震であった。




全人類に、精神的ショックが迫っている。



形を変えて、歴史は繰り返すとなれば、近いうちに「選民の脱出」が始まるという流れになる。

(違う形で)




 ■「精神的な脱出」か?


日本が、精神的エジプトだと想定すると、そこで暮らして来た選民が目を覚まし、「今の境遇を出たい」と考える日が来る。


ただ日本の場合、今回の脱出は「後の神」が主導しているため、モーセの頃のような殺戮や悩みは生じないと思うし、そう願う。


当時、脱出を率いたのは「前の神」であり、今回は事情が違っている。


※ また、世界には飾りの選民が展開している。彼らはどうだろう。


別の形でエジプトを脱出するのだろうか?

(今は不明)




 ■暖かい神と共に


「前の神」は『野(や)の神』だったから、エジプトを出た選民は荒野で彷徨う時代を過ごした。


食料はマナだけであったし、不平も出てモーセを悩ませた。


今回、日本の民はまるで違うはず。


モーセの顔を輝かせた「後ろの神」が導いてくれるからだ。



掘り下げはまだ終わっていないが、


「『断片蛙』の夢」は、大きな収穫だったと感じている。


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